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引越しに便利なダンボールのサイズや必要な数量について

引越しで使用するダンボールには、いくつかのサイズがあります。家財道具の内容によって、適したサイズを選ぶことになりますが、素人では良く分からないものです。

そこで今回は、ダンボールのサイズや、各サイズに相応しい荷物内容、荷造りテクニック、必要枚数についてご紹介していくことにします。

荷造りに適したダンボールサイズについて

荷造りで使用する引越しダンボールのサイズですが、一般的には3サイズあります。引越し業者によっては、2サイズしか用意していないこともありますが、3サイズあった方がより細かく分類して荷造りできるため、作業しやすくなるものです。

主なサイズは、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズの3パターンとなります。サイズが小さなダンボールは、細かいものや重たいものを梱包し、サイズが大きなダンボールは、かさばるものや軽いものを梱包します。

ちなみに、宅急便のダンボールサイズをイメージすると、より分かりやすいかもしれません。Sサイズは100~110サイズ、Mサイズは120~130サイズ、Lサイズは140サイズが目安です。

荷物の種類によってダンボールサイズは異なる

前項では、荷物の種類によってダンボールのサイズが異なる点について触れました。この項では、各ダンボールサイズに相応しい、家財道具の内容について詳しくご紹介していくことにします。

Sサイズダンボール(宅急便100サイズ程度)

荷物の種類:書籍類、食器・陶器類などのワレモノ、CD、DVD、調味料など

Sサイズダンボール(宅急便100サイズ程度)

荷物の種類:小型家電(炊飯器、ポット、トースター、やかん、鍋、加湿器、掃除機)、靴、タオル、玩具など

Lサイズダンボール(宅急便140サイズ程度)

衣類、ぬいぐるみなど軽量のもの

サイズ別!ダンボールへの梱包方法

次に、ダンボールへの梱包方法について、サイズごとに分けながらご紹介していくことにします。前項でご紹介した荷物内容を基にお伝えしますので、是非参考にしてください。

Sサイズダンボール(宅急便100~110サイズ程度)

書籍類

本のサイズによって冊数や梱包方法は異なります。

単行本:100冊前後
B5サイズの書籍:30冊前後
週刊雑誌:20冊前後

辞書や百科事典など、重量がある書籍を梱包する場合は、少量ずつ梱包して重たくならないように気をつける必要があります。搬入・搬出時に掛る負担を考えると、1箱あたり10kgから15kg程度が目安です。

隙間なく本を詰め込んでいきますが、梱包方法は書籍のサイズによって異なります。詳細は以下の通りです。

単行本:タイトルが記載されている背表紙部分を上にして、立てるようにしながら詰めていきます。単行本の場合、書籍のサイズが小さいため、2段にして詰めても問題ありません。

B5サイズの書籍:B5サイズの書籍の場合も同様で、基本的には背表紙部分を上にして、立てるようにしながら詰めていきます。立てることが困難な場合は、平積みしても問題ありません。

万が一、隙間が出来てしまった場合は、緩衝材のかわりに新聞紙やタオルを詰めるか、単行本などの小さな書籍で隙間を埋めるのも一考です。

週刊雑誌:隙間なく詰めることができれば、どのような向きで梱包しても問題はありません。ただし、ギリギリまで詰めてしまうとそれなりの重さとなるため、詰め込み過ぎないように気をつけたいものです。

食器・陶器類などのワレモノ

食器・陶器類などのワレモノを梱包する場合、隙間なく詰め込むことは避けた方が無難です。詰め込み過ぎるとちょっとした衝撃で破損してしまうため、緩衝材を上手に活用しながら梱包しましょう。以下に手順を記載しましたので、是非参考にしてください。

①ダンボールの底に緩衝材を敷きます。もしも梱包専用の緩衝材が手元にない場合は、新聞紙や雑誌を丸めたものを底に敷きつめてください。

②食器・陶器類を1つずつ緩衝材や新聞紙で包み、ダンボールの中に詰めていきます。

③食器・陶器類の間と食器の周辺に、緩衝材や丸めた新聞紙を詰めていきます。そうすることで、運搬時の衝撃が吸収されやすくなるため、破損を防ぐことが可能です。

④ダンボールの蓋を閉める前に、ダンボールを少し揺すり、カタコトと音が鳴らないか確認します。食器・陶器類が動くようであれば、更に、緩衝材や丸めた新聞紙を追加してください。問題がなければ、上面に新聞紙を入れてダンボールの蓋を閉めます。

⑤ダンボールに食器類、ワレモノと記載して終了です。

CD・DVD

CD・DVDは面の部分が衝撃に弱いため、必ず立てて梱包します。また、タオルや新聞紙などをダンボールの四方に入れて、CD・DVD同士がぶつかり合わないよう保護してください。梱包が終わったら、最後にワレモノと記載しておきます。

調味料

液体が入っている調味料は、蓋の部分をテープ等で止めます。更に、新聞紙を巻いて固定し、液漏れを防ぎましょう。最後に、容器全体も新聞紙で包みます。

ダンボールへ詰める際は、隙間なく詰め込むようにし、調味料同士がぶつからないように新聞紙で隙間を埋めます。そして、ダンボールの天井面の部分にも丸めた新聞紙を詰めていきましょう。ワレモノと記載しておくことも、忘れないようにしたいものです。

Mサイズダンボール(宅急便120~130サイズ程度)

小型家電

小型家電は、エアキャップやタオル、毛布などに包んでからダンボールへ入れます。ダンボールの中へ入れた際、小型家電が動かないように丸めた新聞紙やタオルなどを入れて、固定することをお勧めします。

万が一、上手く梱包出来ない場合は、引越し当日に作業員が梱包を手伝ってくれますので、無理せずお任せした方が無難です。

ロングブーツなどの型崩れしやすい靴は、新聞紙を詰めるなどしてダンボールの中に立てて詰め込みます。その他の靴に関しては、ダンボールに対して寝かせるようにしながら詰めてください。

そして、靴底の部分が外側を向くようにし、靴の前後を逆にしながら詰めていきます。

このように詰めていくと、隙間が出来にくくなりますし、靴底同士を合わせることになるため、運搬中に汚れてしまうことがありません。尚、購入時の箱があれば、そのまま箱に詰めてしまうのも1つの方法です。

タオル

普段クリアケースなどで収納している場合、そのまま運搬して貰えることがあります。万が一、ダンボールへ入れ替える際は、折り畳んだ状態でそのまま詰めていきましょう。

タオルはかさばり易いため、できるだけ同じサイズのものを積み重ねるようにします。汚れが気になる場合は、エアーキャップなどの緩衝材をダンボールへ敷いたり、ビニールで包んでから梱包していきます。

玩具

運搬中の破損を防ぐため、タオルや丸めた新聞紙をダンボールに敷いておきます。また、プラスチック製の玩具を複数梱包する場合は、隙間ができないように丸めたダンボールを詰めてください。

Lサイズダンボール(宅急便140サイズ程度)

衣類

コートやスーツ、Yシャツなどの衣類は、ハンガーBOXを無料レンタルして運搬できないか事前に確認しておきます。もしもレンタル出来ない場合は、綺麗に折り畳んでダンボールに詰めてください。

Tシャツは、50枚から60枚前後。Yシャツや長袖の衣類は、30枚から40枚前後。コートやアウターなどの衣類は、10枚前後ほど梱包することが可能です。

ぬいぐるみ

ぬいぐるみはかさばってしまうため、ビニール袋に入れて運ぶ方法もあります。もしも汚れなどが気になる場合は、ダンボールに隙間なく詰め込むようにしてください。

大手引越業者6社で貰えるダンボールサイズ一覧

引っ越しの際に提供されるダンボールのサイズは、引越し業者ごとで微妙に異なるものです。

今回は大手引越業者6社で貰うことができる、ダンボールサイズの一覧をご紹介していきます。以下の図にまとめましたので、参考にしてください。

業者名 ダンボールサイズ
ヤマトホームコンビニエンス
ヤマト運輸
《単身用資材》
S:縦330×横340×奥行340mm
M:縦330×横510×奥行340mm

《通常資材》
小:縦310×横430×奥行350mm
大:縦310×横600×奥行350mm
アート引越センター
アート引越センター
Sケース:縦350×横380×奥行350mm
Mケース:縦350×横500×奥行350mm
和ケース:縦199×横935×奥行363mm
アーク引越センター
アーク引越センター
S:縦310×横420×奥行270mm
M:縦310×横580×奥行330mm
和ケース:縦220×横870×奥行330mm
アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社
サイズは、大、小、和ケースの3つ。
リサーチしましたが、サイズは分かりませんでした。
日本通運
日本通運
Sサイズ:縦340×横340×奥行340mm
Mサイズ:縦340×横520×奥行340㎜
サカイ引越センター
サカイ引越センター
小:縦330×横350×奥行320mm
大:縦300×横460×奥行330mm

市販のダンボールサイズと適した荷物内容

市販されているダンボールは、種類が多岐に亘ります。この項では、市販されている引越し用のダンボールサイズと、適切な荷物内容についてご紹介していきます。

以下の表にまとめましたので、参考にしてください。

サイズ名 目安寸法 荷物内容
Sサイズ
100~110サイズ
縦310×横420×奥行300mm 重さがある荷物やワレモノ、キッチン用品、観葉植物など
Mサイズ
120~130サイズ
縦310×横600×奥行350mm 比較的軽い荷物や小物類
Lサイズ
140サイズ
縦310×横700×奥行420mm 衣類などの軽い荷物やかさばる荷物

※ダンボールの寸法は、購入先によって若干異なります。

引越し用ダンボール3つの荷造りテクニック

引越し用ダンボールの大きさについて把握したら、あとはひたすら荷造りをしていくだけとなります。この項では、荷造りする際に抑えておきたい、3つの荷造りテクニックについてご紹介していくことにしましょう。

その1:すぐに使わない重たい荷物から荷造りする

すぐに使用しない重たい荷物から荷造りを始めます。基本的には、部屋の奥から片付けていきますので、押し入れやクローゼットの中を整理することから始めましょう。その際、不要品の選別も同時に行うと、片付けが早くなります。

その2:室内をブロック化して荷造りする

1つの部屋を一度に片付けようと思っても、なかなか難しいものです。そのため、部屋の中をブロック化してブロック毎に荷造りをしていきます。

たとえば、寝室の荷造りを行う場合、ベッド近辺で1ブロック、クローゼットで1ブロック、タンスで1ブロックといった具合に分けるのです。そうすることで、荷物が行方不明になることがありませんし、荷造りの進行度合いが一目瞭然となります。

その3:ダンボールを振り分けておく

後先考えずにダンボールを使用してしまうと、後に特定サイズの引越し用ダンボール数が不足する可能性があるものです。たとえば、書籍を梱包する際、Sサイズのダンボールを大量に使ってしまったとします。

その後、食器の梱包の際などにSサイズのダンボールと使おうと思っても、書籍の梱包分で取られてしまったため、ダンボールが不足することがあるのです。

そのため、引越ダンボールの大きさを確認した上で、部屋ごとに割り振っておくことをお勧めします。

引越し先での作業が捗るダンボール梱包方法

最後に、引越先での荷解き作業が捗る、ダンボールの梱包方法について触れておきます。大きく分けると3つのポイントがありますので、順番にご紹介していきましょう。

ポイント1:部屋の名前と荷物の中身をダンボールへ記載する

前項で、荷造りは部屋をブロック化して行うと良いという話をしましたが、更に重要なのは『部屋の名前と荷物の中身』をダンボールへ記載することです。

一般的には、ダンボールの側面に記載すると良いといわれていますが、ダンボールの上面にも書くようにしましょう。

上面部分は、ダンボールを積み重ねると見えなくなりますが、作業員がダンボールを搬入する際、上面にも記載されていると搬入しやすくなります。

ポイント2:テープで色分けする

2色のガムテープを用意して、すぐに開梱する必要があるダンボールには、特定の色のガムテープを使うようにします。そうすることで、どの荷物から開梱すれば良いかがすぐに分かるため大変便利です。

ポイント3:自分で持ち運びできる荷物量のみ梱包する

想像以上に荷物量が多い場合、無理をしてダンボールに荷物を詰め込みがちとなります。軽量の荷物であればそこまで問題はありませんが、重量がある荷物を詰め込み過ぎることは避けた方が無難です。

新居で片づけを始めた際、重量があると自分で持ち運ぶことができません。そのため、荷物の重さを確認しながら荷造りを進めましょう。

荷造りに必要なダンボールの数量とは

荷造りの際に必要となるダンボールの数量は、だいたいどのくらいなのでしょうか。個人差はあるものの、おおよその数量は抑えておきたいものです。

単身、2人家族、4人家族、5人家族以上に分けて以下の表にまとめました。是非参考にしてください。

人数
単身
2人家族
4人家族
5人家族以上
ダンボール
枚数
10~20枚程度
20~50枚程度
20~60枚程度
20~80枚以上

単身で10枚から20枚程度必要だからといって、5人家族は100枚程度必要かというと、そういうわけではありません。なぜなら、キッチン周りなどの荷物は、家族の人数が増えたとしても、極端に荷物量が増えるものではないからです。

そのため、4人家族以上の方は、最低でも50枚程度ダンボールを用意しておけば問題ないといえます。ちなみに、ダンボールを無料提供している引越し業者では、最大枚数を50枚としているケースがほとんどです。

つまり、ダンボールが50枚あれば、ほとんどの引越しに対応できるという現れだといえます。

まとめ

今回は引越しダンボールの大きさ、サイズごとの梱包方法、引越し業者ごとのダンボールサイズ、荷造りテクニック、必要枚数などについて、詳しくご紹介しました。荷造りは、とても手間がかかる作業です。

しかし、正しいダンボールの使い方や梱包方法さえ分かれば、短時間で荷造りをすることも夢ではありません。また、ちょっとしたコツを抑えることで、新居での荷解き作業を楽にすることも可能です。

引越し業者のホームページ上で、荷造り方法や梱包方法が紹介されているケースもあるため、それらの情報も参考にしながら荷造りを進めてみてはいかがでしょうか。


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