引越し料金・費用の相場がわかる 得して安心できる業者の選び方

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引越し業者の荷物預かりサービスの選び方、費用・料金相場を解説

引っ越し業者の荷物一時預かりサービスとは?

引っ越し業者の荷物預かりサービスは、名前の通り、引っ越しの荷物を一時的に預けることができるサービスです。荷物を預ける理由は、個人によって異なります。代表的な例は、以下の通りです。

①リフォームや増改築で短期間荷物を預ける必要がある

リフォームや増改築を行う際、一時的に家財道具を搬出する必要に迫られるケースがあります。また、リフォームや増改築中、一時的に仮住まいとなる場合、すべての荷物を仮住まいへ搬入すると、生活スペースが無くなることも少なくありません。そのようなときに、荷物の一時サービスを利用すると便利です。

②新居へすぐに入居できない事情がある

退去する際は、翌月の家賃が発生しないタイミングで退去したいものです。とはいえ、賃貸の契約状況によっては、新居の鍵の引き渡しが、旧居の退去日以降となることがあります。

そのようなときに、荷物の預かりサービスを利用すると、新居への荷物の搬入が可能となる日まで、預かってもらうことができるのです。

③新居へ荷物を分けて搬入したい

新居の部屋が旧居よりも狭い場合、すべての荷物を搬入してしまうと、部屋がなかなか片付かないものです。しかし、荷物預かりサービスを活用すると、一部の荷物だけ先に運び込み、部屋が片付いてから残りの荷物を搬入することができます。

引っ越し業者の荷物一時預かりサービスは、全ての引っ越し業者が対応しているわけではありません。そのため、見積もり時に、荷物を一時的に預けることはできないか、必ず確認しておきたいものです。

その上で、複数の引っ越し業者へ見積もりを依頼し、トータル費用を比較しながら割引交渉することをお勧めします。通常、荷物預かりサービス料は、引っ越し料金とは別に掛かりますが、必ずしも引っ越し費用が高くなるわけではありません。

なぜなら、荷物預かりサービス料とは別の部分で、割引きが可能となることもあるからです。また、数日程度の利用や、荷物量が少ないケースに限り、無料で預かって貰えるケースも少なくありません。見積もり時の交渉は、必ず行うことをお勧めします。

荷物の一時預かりサービスで預けることができる荷物

引っ越し業者の荷物一時預かりサービスでは、どのような荷物を預けることができるのでしょうか。結論から言いますと、一般的な引っ越しの荷物であれば、大抵のものは預けることが可能です。

ただし、一部の荷物は事前に断られる可能性があるため、事前確認が必要です。たとえば、湿気に弱い美術品、危険物、腐敗するもの、現金や宝石や有価証券などの貴重品等が該当します。

また、各引っ越し業者ごとで、荷物を保管する保管場所の環境は異なるものです。コンテナの場合もありますし、設備が整ったトランクルームで保管する場合もあります。

大切な荷物を預けることになるため、保管場所の環境についても必ず確認しておきたいものです。

荷物の保管期間・料金などは業者ごとで違う?

引っ越し業者ごとで、荷物の保管期間・料金などは異なります。どの引っ越し業者も共通していえることは、長期間の保管はできないということです。

また、サカイ引越センターのように、新築や増築に伴う荷物の預かりしか行っていないケースもあるため、詳細について見積もり時に確認しておくことが重要となります。

平均的な荷物の保管期間ですが、数日程度から1ヶ月ないし2ヵ月程度が目安です。ヤマト運輸のように、短期間の荷物預かりと長期間の荷物預かりにサービス形態が分かれている業者も存在します。

また、長期間とはいっても、せいぜい5ヶ月間が限度であり、それ以上の保管は別途相談しなければなりません。

また、各引っ越し業者が、必ずしも独自の保管庫で保管してくれるとは限りらないものです。アリさんマークの引っ越し社のように、提携会社を紹介されるケースもあります。

更にいうと、荷物の保管場所の環境は、コンテナであったりトランクルームであったりと様々です。

トランクルームであれば、空調や湿度管理、セキュリティー設備が整っており、引っ越しの荷物が痛む心配はほとんどありません。問題はコンテナです。

気温や湿度の影響を受けやすく、荷物が痛む可能性があります。ほんの数日程度であれば心配はありませんが、数週間や数ヶ月に亘って荷物を保管する場合は、どのような形で荷物を保管するのか事前確認が必要です。

次に料金に関してですが、荷物の一時預かりサービスは、オプションサービスの中の1つとなっています。そのため、通常の引越し料金とは別に費用がかかるものです。

アート引越センターのように、短期間の荷物保管や、荷物の量が少ない場合に限り、料金が無料となるケースもあります。

ちなみに、荷物の一時預かりサービス料金は、公式ホームページに記載されていないことが大半であるため、見積もり時に確認するしかありません。

ホームページ上に料金の記載がある、カルガモ引越しセンターを例に挙げると、1ヶ月以内の保管料は無料である他、6つのサイズのコンテナごとと、保管期間によって料金が異なります。

たとえば、0.95m x 1.49m x 1.65mサイズのコンテナ利用時は、月額使用料6,851円、1日レンタル料221円。2.05m x 1.93m x 1.93mサイズのコンテナ利用時は、月額使用料22,785円、1日レンタル料735円です。

引越し業者が荷物を預かるのではなく、提携先のトランクルーム業者などへ荷物を預ける場合は、紹介料と一時保管料が発生することも考えられます。

アリさんマークの引越しセンターのように、一時保管料のみ発生するケースもありますが、詳細については別途確認しておきたいものです。

尚、保管中の荷物は、自由に出し入れすることができません。もしくは、出し入れすることは可能なものの、その都度料金が発生することがほとんどです。そのため、出し入れする可能性がある荷物は、そもそも預けないことをお勧めします。

大手引越業者6社の荷物預かりサービスとは

多くの引越し業者では、荷物の一時預かりサービスを提供しています。大手6社の荷物預かりサービスについて以下の図にまとめましたので、是非参考にしてください。

尚、正確な料金に関しては、どの引っ越し業者もホームページなどで公開していません。

料金を確認したい場合は、必ず問い合わせることをお勧めします。あくまでも一般的な相場とはなりますが、1ヶ月あたり1畳サイズで10,000円から15,000円前後となるようです。

ヤマト運輸 アート引越センター アーク引越しセンター
サービス名 建替引越パック トランクルームサービス 建て替えプラン
保管期間 5ヶ月以内
※延長は別途相談
公式ホームページ上には記載なし
要問合せ
公式ホームページ上には記載なし
要問合せ
料金 旧居の総家財量と旧居から仮住まいでの輸送距離で決まる 保管期間に応じた保管量、入庫・出庫時の運搬作業費で決まる
(別途オプション利用時はその料金も掛る)
公式ホームページ上には記載なし
要問合せ
サービス内容 ・荷物量制限なし
・資材引き取り可能
・家具配置換え依頼可能 ※入居3ヶ月以内
・5ヶ月以内であれば追加料金なし
・荷造り・荷解きはオプション利用
・仮住まい中の荷物出し入れは有料
・新居で不要となった家具引き取り可能
・指定のハウスメーカー建替・購入につき引越基本料金割引あり
・預かり日数が短い場合無料
・荷物量が少ない場合無料
・転居先へ輸送可能
・荷物のタイプ別に保管
・一部地域、申込時期によっては利用不可
その他、サービス内容を確認したい場合は、要問い合わせ
・現住居から仮住まい、仮住まいから新居までの2回分の引越しに対応
・仮住まいに入らない荷物は保管倉庫利用オプションサービス併用可能
・ダンボール50枚無料
・ふとん袋最大2枚無料
・ハンガーボックス最大5個無料レンタル
・特別割引あり
・ダンボール無料回収あり
※建て替えプランとは別に、オプションサービスとしてトランクルームへ荷物を預けることも可能。
保管費用は別途請求
保管できないもの ・毛皮製品
・美術品・工芸品
・ピアノ・オルガン
・自転車・オートバイ
・現金・有価証券・貴金属
・発煙・引火性のある危険物
公式ホームページ上には記載なし
要問合せ
公式ホームページ上には記載なし
要問合せ
アリさんマークの引越社 日本通運 サカイ引越センター
サービス名 建替え時の荷物一時保管 お荷物の一時保管 荷物の一時預かり・保管
保管期間 公式ホームページ上には記載なし
要問合せ
1ヶ月未満から数ヵ月間
※保管期間は要相談
公式ホームページ上には記載なし
要問合せ
料金 公式ホームページ上には記載なし
要問合せ
公式ホームページ上には記載なし
要問合せ
お荷物の量や期間によって異なる
特殊な荷物は別途料金発生
サービス内容 ・提携業者を紹介
・一時保管料は有料
・提携業者紹介料は無料
その他、詳細に関しては要問合せ
・指定日に配送可能
・荷物の出し入れ時は要連絡
・一部地域、申込時期によっては利用不可
・荷物出し入れの都度、配送・出入庫料発生
・1ヶ月未満は、輸送モード調整による荷物保管の可能性あり
・長期間の家財保管は、梱包後にトランクルームへ保管
(国土交通省認定トランクルーム使用)
・訪問での見積もり
・一時保管契約書等が必須
・保管中の荷物の出庫は不可
・新築、増築(リフォーム)に伴う引越しに限り利用可能
その他、詳細に関しては要問合せ
保管できないもの 公式ホームページ上には記載なし
要問合せ
公式ホームページ上には記載なし
要問合せ
公式ホームページ上には記載なし
要問合せ

トランクルームはお得になるの?料金相場を公開!

一時的に引越しの荷物を預けたいときは、引越し業者へ預けるか、トランクルーム専用業者と契約して預けることになります。

似たようなサービスで、レンタル収納スペースというサービスもありますが、厳密にいうとトランクルームサービスと内容は異なるものです。

トランクルームサービスは、引越しの荷物をはじめとした物品を預かることがメインですが、レンタル収納スペースサービスは、保管場所を提供するのみとなります。また、荷物の保管状態は自己責任の下で行うのが一般的です。

現実問題として、引越しの家財道具をすべて自己管理することは困難ですので、荷物を厳重に管理してくれるトランクルームサービスの方が、荷物の預け先として適しています。

ところで、引越し業者に荷物の保管を依頼するのと、トランクルームサービスを利用するのとでは、どちらかお得になるのでしょうか。一概に言い切ることはできませんが、引越し業者へ依頼した方が安く済む可能性が高いといえそうです。

なぜなら、トランクルーム専用業者を利用する場合、保管料以外にも費用が発生するからです。たとえば、事務手数料、運搬費用、会員登録料などがあります。

また、トランクルーム専用業者が、必ずしも荷物の運搬や搬入搬出まで行ってくれるとは限りません。尚且つ、料金面でいうと、都心部に近いほど料金相場が高くなる傾向にあります。

一方、引っ越し業者の荷物預かりの場合、住居から保管先までの運搬や荷物の搬入搬出は、すべて依頼可能です。

加えて、引っ越し費用を割引して貰えるケースもあることから、荷物預かり費用が発生したとしても、トータル費用が安く済むことは十分あり得ます。

アート引越センターやエース引越しセンターのように、少量の荷物やごく短期間の預かりは無料となるケースもあるため、引っ越しによる荷物預かり費用は、引っ越し業者の方がお得になる可能性が高いといえそうです。

ただし、どの引越し業者も、短期間の保管しか行っていないことが多く、利用条件が設けられていることもあります。長期間に亘って荷物を保管したいときは、トランクルーム業者を利用するしかありません。

それでは最後に、トランクルームサービス業者として有名な、「キュラーズ」、「ハローストレージ」の相場価格と、サービスの特徴をまとめた表をご紹介します。利用を検討している方は、是非参考にしてください。

サービス名称 キャラーズ ハローストレージ
相場価格 ※キュラーズ高井戸店の場合
(店舗によって価格は異なる)
■大型ロッカータイプ
※通常月額料金(税抜)
Box-2:5,000円
Box-3:6,800円
■クローゼットタイプ
※通常月額料金(税抜)
0.4畳:8,900円
1畳:17,000円
2畳:28,700円
5畳:63,400円
8畳:89,700円
10畳:104,100円
上記の他にも多数プランあり

・初期費用は、初月日割り分と翌月分、セキュリティーカード代金が必要
※ハローストレージ水道橋
パート1の場合(店舗によって価格は異なる)
■屋内型トランクルーム
0.5帖:8,700円から
1帖:12,900円から
2帖:23,600円から
3帖:40,500円から

店舗ごとで、屋内型か屋外型かに分かれる

使用料:当月分日割、翌月分
管理費:当月と翌月分
事務手数料:使用料1ヶ月分
鍵代:屋外型は3,780円
屋内型:2,400円
※発生しない物件もあり

セキュリティ登録料:屋内型のみ1,080円
※クレジットカード決済は、保証金不要。
コンビニ決済、振込は1ヶ月分必須
サービス特徴 ・管理費、事務手数料不要
・空調管理付き
・カビ対策あり
・24時間出し入れ可能
・スタッフ常駐のため安心
・即日契約可能
・オリコン顧客満足度ランキング7年連続1位
・火災保険、盗難保険加入済み
・コールセンター常設
・WEB見学可能
・ビルはほぼ自社所有で運営
・全国主要都市にて展開
・WEB、電話から申込可能
・24時間利用可能(一部店舗で制限あり)
・屋内型はセコム、ALSOKの2重ロック採用
・屋外型はコンテナ前まで車乗り入れ可能
・全国主要都市にて展開
・常駐の管理人なし
・屋内湿度対策:外気との差はほぼなし
※一部店舗は空調あり
・屋外湿度対策:外気温+3℃前後
・見学可能
・補償:屋内100万円/1事故、1室あたり屋外50万円/1事故、1室あたり
・補償事故内容:火災、爆発、破裂、盗難(盗難は警察への被害届提出必須)
※補償対象外は保険適応なし
・保険期間:契約終了もしくは契約解除日まで

荷物の一時預かりサービス利用時3つの注意点

引っ越しの荷物預かりを利用した場合の相場や概要、トランクルームサービスの概要について、詳しく解説してきました。最低限これだけの情報を抑えておけば、安心して荷物を預けることができるはずです。

荷物預かりサービスは、大変便利なサービスではありますが、一部注意しておきたいことがあります。以下で、荷物預かりサービス利用時の注意点について3つ取り上げますので、参考にしてください。

注意点その1:利用条件を確認しておく

利用条件は、細かなところまで確認する必要があります。たとえば、荷物の出し入れに関しては、預け先によって24時間可能なケースもありますし、時間制限が設けられているケースもあります。

また、荷物の出し入れが、一切できない預け先もあるものです。それだけではなく、荷物の出し入れの度に、都度費用が発生することも珍しくありません。おまけに、預けることが出来ない荷物も、預け先によって様々です。

事前に確認をしておかないと、自宅から荷物を搬出することができず困り果てることになります。後々失敗しないためにも、利用条件は納得がいくまで確認したいものです。

注意点その2:補償内容とセキュリティーチェックを怠らない

一時的に預けるとはいえ、引越しの荷物はどれも大切なものばかりです。そのため、補償内容はしっかりと確認しておくことをお勧めします。特にセキュリティーに関しては、チェックを怠らないようにしたいものです。

たとえば、24時間スタッフが常駐しているのかという点や、監視システムが24時間作動しているのかという点は、安心して預ける上で確認が必要となります。

尚、補償内容が適当な業者は、保管中の荷物の管理や扱いもいい加減なことがあるものです。不明点や心配なことは、見積もりの段階ですべて相談しておくことが得策となります。

注意点その3:荷物の保管環境を確認する

引っ越しの荷物預かり期間がほんの数日だけであっても、湿度や室温などの保管環境だけは、最低限把握しておきたいものです。

特に夏の暑い時期、屋外型コンテナで荷物を保管する場合は、荷物が痛んでしまう可能性があります。荷物の預け先ごとで、保管環境は異なりますので、必ず荷物の保管環境は把握しておきたいものです。


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