引越し料金・費用の相場がわかる 得して安心できる業者の選び方

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荷物の少ない小さな引越しはミニ引越しがおすすめ?プランや料金などを徹底比較

引越し業者では、様々な引越しプランを提供しています。中でも、荷物量が最も少ない小規模な引越しは『ミニ引越し』として区分されているのが現状です。

そもそも、荷物量が少ない小さな引越しは、『ミニ引越し』がベストなのでしょうか。今回は、プラン・料金の詳細について詳しく解説していきます。

『ミニ引越し』ってどんなサービス?

『ミニ引越し』のプランとは、どのようなサービスなのでしょうか。引越し業者によって、サービス内容に若干の違いはあるものの、大きく分けると3つの特徴があります。順番に見ていくことにしましょう。

特徴その1:荷物制限がある

『ミニ引越し』プランには、荷物制限があります。目安としては、ダンボール10個程度から畳1畳~3畳のスペースに収まる程度の量です。

特徴その2:移動距離に制限がある

『ミニ引越し』は、近距離引越し専用のプランです。長距離の場合、利用することができないと考えていた方が無難だといえます。

特徴その3:単身向けの家財道具のみ扱っているケースが多い

単身向け家財道具のサイズのみ扱っているケースが目立ちます。また、少々大型の家財道具を扱っていたとしても、数量やサイズに制限が設けられているため、事前に確認した方が安心です。

『単身パック』と『ミニ引越し』は何が違うの?

単身で荷物量が少ない引越しというと、『単身パック』をイメージする人が多いかもしれません。このような理由から、『単身パック』と『ミニ引越し』のどちらを選択したら良いのか、とても分かりづらくなっています。

そこで今回は、代表的な3つの違いをピックアップしてみました。是非、参考にしてください。

違いその1:依頼できる荷物量が違う

『単身パック』と『ミニ引越し』では、依頼できる荷物量に違いがあります。今回は、日本通運の『単身パックS』、アリさんマークの引越社の『超ミニ引越しプラン』を比較してみます。

日本通運『単身パックS』

1BOXあたり 内寸:横幅108cm・奥行74cm・155cm
荷物例)冷蔵庫(2ドア・109!)、薄型TV(20型)、テレビ台(小)、電子レンジ、掃除機、カラーボックス(3段)、姿見、布団、日通ダンボールMサイズ4個(横幅51.7cm・奥行34.3cm・高さ34.3cm)

アリさんマークの引越社『超ミニ引越しプラン』

ダンボール10個まで

違いその2:『単身パック』は長距離向き、『ミニ引越し』は近距離向き

『単身パック』は、長距離の引越しとなる程お得になるサービスです。一方、『ミニ引越し』は、近距離引越しにしか対応していないケースが目立ちます。

違いその3:『ミニ引越し』を扱っている業者は限られる

中小規模の引越し業者では、『ミニ引越し』を扱っていないケースが目立ちます。なぜなら、大手引越業者ほど『ミニ引越し』の利用者が多くないからです。

また『ミニ引越し』は、安価なサービスということもあり、それなりの件数を受注できないと利益になりません。

このような背景から、『ミニ引越し』は扱っている業者が限られており、主に大手引越し業者が提供しているサービスとなっているのです。

違いその4:『ミニ引越し』の方が安価なケースが多い

『単身パック』よりも『ミニ引越し』の方が、安価で提供されているケースがほとんどです。依頼できる荷物量や少ないことや、近距離引越しに限定されていることが、料金の安さに繋がっています。

だたし、利用状況によっては、必ずしも『ミニ引越し』が安くなるとは限らないため注意しましょう。

違いその5:『ミニ引越し』は荷物制限が厳しい

『単身パック』の場合、専用BOXのサイズに制限はあるものの、BOXの中に収まる荷物量であれば、荷物単体のサイズにそこまで厳しい制限はありません。しかし、『ミニ引越し』の場合、ダンボールのサイズや家財道具のサイズに制限があります。

『ミニ引越し』利用時に依頼できる荷物量とは

『ミニ引越し』利用時に依頼することができる荷物量とは、一体どの程度なのでしょうか。今回は、『アリさんマークの引越社』、『ヤマトホームコンビニエンス』、『福山通運』が提供している『ミニ引越し』をピックアップし、荷物量についてご紹介します。

アリさんマークの引越社

プラン名:超ミニ引越しプラン

ダンボール10個のみ

プラン名:特ミニ引越しプラン

ダンボール15個、テレビ(小型)、椅子(小)程度。
畳1畳分が目安

プラン名:ミニ引越しプラン

ダンボール20個、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、自転車など。
畳3畳分が目安

※すべてのプランで利用条件が設けられています。『同一区内、同一市内5km以内』、『日時指定不可』、『ダンボールサイズは、縦、横、奥行の合計が150cm以内』の3つです。

ヤマトホームコンビニエンス

プラン名:大型家具・家電配送(らくらく家財宅急便)

家具や家電を単品発送することができます。高さ、幅、奥行の3辺合計によってランクが9つに分かれており、最大450cmまで対応可能です。

福山通運

プラン名:青春引越便

1BOXあたり2,29・3(高さ1.9m・横幅1.1m・奥行1.1m)です。

『ミニ引越し』の相場料金について

『ミニ引越し』プランの料金ですが、引越し業者によって価格帯は様々です。また、公式ホームページ上で料金が案内されているケースが少ないため、事前に問い合わせをして確認するしかありません。

たとえば、東京に拠点があるミニ引越し専門業者『ケートラックス』では、以下のような『ミニ引越し』プランを提供しています。

利用条件

・駐車場代、高速道路代は別途請求
・軽トラック1台、作業員1名、1回分の税込料金で提供
・3月から4月は繁忙期料金となるため問合せ必須
・縦、横、高さ3辺の合計が160cm以上の荷物は取扱不可
・走行距離40km以上の場合、10km増すごとに1,500円追加
2時間まで:7,500円
2時間30分まで:8,500円
3時間まで:9,500円

今回ご紹介した『ケートラックス』の料金は、ほんの一例です。引越し業者によっては、1万円台から3万円台となることもあります。荷物量や荷物のサイズを明確化した上で、事前に必ず問い合わせて『ミニ引越し』の料金を確認してください。

大手引越業者6社のミニ引越しプラン・サービス・料金一覧

それでは次に、大手引越業者6社が提供している『ミニ引越し』プランの、サービス内容と料金についてご紹介していきます。

今回は、『ヤマトホームコンビニエンス』、『アート引越センター』、『アーク引越センター』、『アリさんマークの引越社』、『日本通運』、『サカイ引越センター』をピックアップしました。以下にまとめましたので、是非参考にしてください。

尚、引越し業者によっては、『単身パック』と『ミニ引越し』のプランを提供していることがあります。荷物量としては、そこまで大きな差はありません。そのため、以下でご紹介する表では、ごく少量の荷物を扱っているプランを『ミニ引越し』としました。

ヤマトホームコンビニエンス

サービス名 サービス内容 料金
大型家具・家電配送
(らくらく家財宅急便)
家具や家電を1つ単位から依頼することが可能です。
梱包、搬出、輸送、搬入まで対応しています。
設置は、一部の家具や家電のみ扱っていません。
Dランク(300cmまで)
東京⇔大阪 11,250円(税抜)

アート引越センター

アート引越センターの公式ホームページを確認したところ、『ミニ引越し』プランに該当するサービスは見当たりませんでした。ただし、引越し料金は、『荷物量』、『運搬する距離』、『トータルの引越し作業時間』で決まるといった記載があります。

『運搬する距離』はどうすることもできませんが、『荷物量』、『トータルの引越し作業時間』の調整を行う他、引越し日時をお任せすることで、格安引越しが実現できそうです。

アーク引越センター

サービス名 サービス内容 料金
ミニ引越しプラン 1Rから1LDK程度の少ない家財量に対応した近距離専用プランです。 要問合せ

アリさんマークの引越社

サービス名 サービス内容 料金
超ミニ引越しプラン 段ボール10個までの引越しに対応しています。 要問合せ
特ミニ引越しプラン 段ボール15個、テレビ(小型)、椅子(小)程度の引越しに対応しています。 要問合せ
ミニ引越しプラン 段ボール20個、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、自転車程度の引越しに対応しています。 要問合せ

日本通運

サービス名 サービス内容 料金
単身パック当日便 1Rから2DK程度の少ない家財量に対応したプランです。
引越し先まで車で30分前後、作業開始から4時間以内の引越し限定となっています。
要問合せ

サカイ引越センター

サカイ引越センターでは、『ミニ引越し』プランに該当するサービスを提供していません。一番近いプランは『小口引越便コース』ですが、関東から関西のエリア限定サービスとなっており、1Rの一人暮らし程度の家財量を運搬することができます。

関東から関西のエリア以外の地域で、できるだけ『ミニ引越し』プランに近いサービスを利用したい場合は、見積もり時に相談してください。

ミニ引越しプラン3つの選び方と注意点

単身の近距離引越しを予定しており、尚且つ荷物量が少ない場合は『ミニ引越し』プランがお得となるケースがあることは分かりました。しかし、利用を検討する際は、最低限以下の3つの注意点に気をつける必要があります。

注意点その1:利用条件が設けられている

『ミニ引越し』プランは、必ずといって良いほど利用条件が設けられています。荷物量は勿論のこと、トータル作業時間、移動距離、作業員人数、時間指定など、通常の引越しサービスとは異なるのです。

そのため、『ミニ引越し』プランの利用を検討する場合は、必ず事前に問い合わせをして詳細について確認してください。また、訪問見積もりに対応していないケースが多々あります。

引越し当日になって、すべての荷物を積むことができないといったアクシデントに見舞われないよう注意しましょう。

注意点その2:思っているほど多くの荷物は運べない

『ミニ引越し』プランは、ごく少量の家財道具しか運ぶことができません。そのため、依頼可能な荷物量を確認した上で、積むことができない家財道具については宅急便などのサービスを活用するか、自ら新居へ運ぶ必要が出てきます。

家電や家具に関しては、そもそも『ミニ引越し』では取り扱っていないケースがあるため、ヤマトホームコンビニエンスが提供しているような、家電・家具単体輸送サービスの利用も検討しましょう。

注意点その3:必ずしも安くなるわけではない

『ミニ引越し』プランを利用するよりも、地域密着型の引越し業者や、赤帽、ミニ引越しセンターのような小規模引越しを得意とする引越し業者を利用した方が、安く済むケースもあります。

赤帽やミニ引越しセンターの評判は、ネット上でリサーチすることができますので、いくつかのケースを参考にしてみましょう。おおよその引越し料金が分かれば、『ミニ引越し』プランを利用することで、本当に安くなるのかどうかが分かるはずです。

まとめ

『ミニ引越し』プランの利用を検討する方のほとんどは、荷物量が少なく、近距離の引越しを予定している単身者です。たとえば、実家から出て初めて一人暮らしをする学生、単身赴任、新生活を始める新社会人などが該当します。

世間一般で考えられている引越しサービスとは大きく異なり、それほど多くの荷物を依頼することはできません。また、費用的な面で『単身プラン』と比較すると、そこまで安くはならないケースがあることも否めないといえます。

『ミニ引越し』プランは、必ずしも安くなるわけではないことを踏まえた上で、まずは見積を依頼するようにしましょう。また、同時に『単身プラン』や、通常の引越しプランの見積もりも依頼することをお勧めします。

実際の見積もり金額を比較することで、『ミニ引越し』プランがお得となるのか、一目瞭然となるはずです。


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