引越し料金・費用の相場がわかる 得して安心できる業者の選び方

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4tトラックの引越し料金の相場は?積載量や荷物はどれくらい乗る?

引っ越しで4tトラックを使用した場合、引っ越し料金の相場はどの程度となるのでしょうか。詳しくみていくことにしましょう。まず、部屋の広さからすると、大体2LDKから3LDK程度の間取りの荷物を積むことができるといわれています。

そのため、家族の人数でいうと3名から4名向きとなるでしょう。就学したばかりの小さなお子さんがいる5人家族も、4tトラックで引っ越しをすることがあります。お子さんがある程度の年齢となり、荷物量が多くなってくると、4tトラックのロングを使用したり2tトラックと4tトラックを組み合わせることもあります。

4tトラックの引越し料金相場

さて、まずは4トンの平均的な引っ越し料金からみていくことにしますが、繁忙期と閑散期とでは料金に違いが出てくるものです。

まずは下の図をご覧ください。これは、3人家族、4人家族、5人家族以上の引っ越し相場を、距離別で表したものです。また、閑散期と繁忙期ごとに分けてみました。

閑散期(5月から2月)

3人家族 4人家族 5人家族以上
15km未満
77,377円
90,057円
122,143円
50km未満
91,844円
104,196円
129,417円
200km未満
104,701円
121,830円
156,924円

繁忙期(3月から4月)

3人家族 4人家族 5人家族以上
15km未満
105,518円
110,376円
138,678円
50km未満
128,854円
120,721円
150,545円
200km未満
146,318円
175,829円
215,041円

基本的に、4人家族の引越しでは、4tトラックを使用するケースが多いため、3人家族でも荷物量が多い場合、もしくは5人家族でも荷物量が少ない場合は、4人家族の料金相場を参考にした方が良いといえます。

尚、引っ越し料金は、基本料金、実費、付帯サービスの合計金額で決まりますが、この表を見ただけでは、どこにどれだけの費用が掛っているのか分かりません。そのため、近距離と長距離ごとに分けて、更に詳しくみていくことにしましょう。

近距離引越し料金ってどのくらい?

引っ越し業界でいう近距離とは、引越し先までの距離が50km以内のことを指しています。ここでは、近距離の引越し事例を用いながら、基本料金、実費、付帯サービスごとに分けて解説していくことにしましょう。

引っ越し事例①

引越し料金
118,220円
間取り
3LDK ⇒ 3LDK
引越し時期
7月上旬 平日
トラック
4トン 1台
作業開始時間
午後指定
作業員
4名
建物タイプ
マンション ⇒ マンション
移動距離
15km未満
階数
5階建の2階 ⇒ 6階建の2階
オプション
エアコン取外・取付
洗濯機取付
家族構成
大人2名 子供2名
その他
梱包・開梱は依頼しない

引っ越し事例①は、7月上旬の平日・午後指定で引っ越しした場合のトータル費用が118,220円でした。前項でご紹介した、閑散期(5月から2月)15km未満の相場価格は99,057円です。

実際に掛った引っ越し費用は、相場よりやや高めとなっていますが、この時点で「引っ越し費用が高い!」と考えるのは早計です。なぜ高くついたのか、細分化して見ていくことにしましょう。

基本料金

まずは以下の表をご覧ください。これは、国土交通省が定めている「標準引越運送約款」です。

各引っ越し業者は、この「標準引越運送約款」に沿って、下限・上限の10%の範囲内で基本料金を決めています。引っ越し先の距離が100km以内のときは時間制。100kmを超えたときは距離制の料金体系が適応される仕組みです。

3t以上から4tトラックまでの基本料金

下限 上限
4時間
16,090円
24,130円
8時間
26,820円
40,220円
8時間以上からは1時間ごと
2,550円
3,830円
100kmから110km
28,650円
42,970円
190kmから200km
39,510円
59,270円

引っ越し事例①の場合、移動距離が15km未満の近距離引っ越しとなるため、基本料金は時間制となります。

また、4時間以内の引越し作業で完了する可能性が高いことから、『16,090円の10%前後から24,130円の10%前後』の範囲内が基本料金の目安となるでしょう。今回は、上限である24,130円としておきます。

実費

実費とは、人件費、搬入・搬出の作業代、資材料などの費用のことを指しています。人件費は、閑散期の場合、作業員1人あたり1万円から15,000円前後です。また、搬入・搬出の作業代については、引越し業者ごとで扱いが異なります。

人件費と一緒に請求されることもありますし、別々に請求されることもあるようです。今回は、人件費と作業費を合わせて4万円としましょう。

次に資材料ですが、こちらは引っ越し業者によって扱いが異なります。ダンボール30個から50個、ガムテープ1個から2個までは無料というケースもありますし、すべて有料というケースもあります。

有料の場合の目安料金は、以下の表をご覧ください。

段ボール(小・中・大)
200円~300円程度
ガムテープ
200円程度
布テープ
500円程度
ビニール紐
1,000円程度
エアキャップ
5,000円程度
紙布団袋
600円程度

ちなみに、見積もりの際、資材費は無料と謳ってはいても、実際にはすでに料金に組み込まれていることがほとんどです。つまり、資材は有料と考えていた方が良いでしょう。

4人家族の引っ越しでは、ダンボールの平均使用量は50枚から80枚程度です。Mサイズ1枚300円で計算すると、15,000円から24,000円程度掛っていることになります。

また、4人家族の荷造りだと、ガムテープは2個程度使いますので、400円前後となるでしょう。

以上のことから、引っ越し事例①で必要となる実費の予想額は、人件費+作業費の4万円、資材費が最大24,400円ということになります。

付帯サービス

付帯サービスとはオプションサービスのことを指しています。こちらも、引っ越し業者によって費用が異なってくるところです。見積もりの際に、どの程度かかるか必ず確認が必要です。

以下の表は、あくまでも平均的な相場料金となるため、記載されている金額は目安としてください。

冷暖房器具の取外し料
8,000円程度
冷暖房器具の取付け料
15,000円程度
冷暖房器具の取付け料
4,000円程度
ハウスクリーニング
1万円から5万円前後
ピアノ運搬料
35,000円前後
家具処分
数千円~3万円前後

今回の引っ越し事例①では、エアコンの取外・取付と、洗濯機の取付を依頼していますので、上図を基に算出することにします。冷暖房器具の取外し料が8,000円、取付け料が15,000円、洗濯機の取り付け料が4,000円です。

以上が、基本料金、実費、付帯サービスごとの相場料金でした。ここで、算出した平均相場をまとめてみましょう。「基本料金:24,130円」、「実費:64,400円」、「付帯サービス:27,000円」となりました。

合計金額は115,530円です。実際に掛った費用は118,220円でしたので、引っ越し料金としては妥当であったことが分かります。

ただし、今回計算した115,530円という金額は、多めに見積もって計算した金額です。そのため、交渉次第では、もう少々引っ越し費用を安くすることができるでしょう。

近距離の引越し料金は、このように見ていくことによって、どの程度の費用が掛るのか一目瞭然となります。引っ越しで4トン車を利用する場合は、4tトラックの引越し料金相場だけではなく、実際に細分化して一つひとつの費用を確認するようにしましょう。

長距離引越し料金の相場について

次に、長距離引っ越し料金の相場について解説していくことにします。先程と同様に、事例を用いながら解説していくことにしましょう。まずは下図をご覧ください。

引っ越し事例②

引越し料金 171,360円 間取り 3LDK ⇒ 4DK
引越し時期 3月上旬 平日 トラック 4トン 1台
作業開始時間 午前指定 作業員 4名
建物タイプ マンション ⇒ マンション 移動距離 190km以上~200km未満
階数 4階建ての1階 ⇒ 10階建ての2階 オプション なし
家族構成 大人2名 子供2名 その他 梱包・開梱は依頼しない

引っ越し先が100km以上離れている場合、基本料金は距離ごとで計算されます。10km単位で料金が変動し、200kmから500kmの間は20km増えるごとに料金が加算されるのです。500kmを超えると、今度は50km単位で料金は変動します。

また、引っ越し事例②は、繁忙期である3月上旬の午前中に引っ越しに行われました。そのため、割増料金が適応されています。

前項でご紹介した引っ越し相場によると、4人家族が繁忙期に200km未満の地域へ引っ越しをした場合、平均相場は175,829円でした。以下でより詳しく解説していくことにしましょう。

基本料金

まずは基本料金ですが、以下の表をご覧ください。今回の引っ越し事例②は、190km以上200km未満ですので、39,510円の10%前後から59,270円の10%前後の範囲で基本料金が決まります。

繁忙期の引っ越しであることと、予約が殺到しやすい午前中指定であることから、各引っ越し業者の上限金額プラス10%割増で設定される可能性が高いでしょう。

今回は59,270円の10%割増にあたる、65,197円として算出することにします。

3t以上から4tトラックまでの基本料金

下限 上限
4時間
16,090円
24,130円
8時間
26,820円
40,220円
8時間以上からは1時間ごと
2,550円
3,830円
100kmから110km
28,650円
42,970円
190kmから200km
39,510円
59,270円

実費

次に、実費を見ていくことにします。人件費、搬入・搬出の作業代、資材料などの費用となりますが、長距離の場合、近距離とは違って翌日に荷降ろしするケースがあるため、人件費が倍かかることもあるでしょう。

今回は、午前中指定の引っ越しということもあり、また、引っ越し先が190kmから200km未満ですので、なんとか当日中の引っ越しが可能です。

ただし、繁忙期は道路が混雑する可能性を考えて、高速道路を使用することもあります。とはいえ、翌日に荷降ろしをして、人件費が倍掛るよりは安く済むでしょう。今回の場合ですと、190kmから200km未満の距離を、すべて高速道路で移動するわけではありません。

たとえば150km程度だけ高速道路を利用したとしても、5,000円でお釣りがくる程度です。尚、作業員の人件費は、繁忙期になると高くなります。1名あたり15,000円から2万円程度と考えておきましょう。

次に、搬入・搬出の作業代ですが、繁忙期になるとやはり高くつくことになります。先程ご紹介した引っ越し事例①の場合と同様で、人件費と作業代が合算されていることもありますし、別々に請求されることもあります。

今回は合算して計算することにし、作業員1名あたり2万円として計算することにしましょう。

最後に資材料ですが、前項でもお話したとおり、4人家族のダンボール平均使用量は50枚から80枚程度です。

今回は、Mサイズ300円のダンボールを80枚使用したと考え、24,000円掛ったとしておきましょう。また、ガムテープは最低限2個程度使うことになるため、1個200円として合計400円です。

付帯サービス

引っ越し事例②では、付帯サービスは利用していません。繁忙期に付帯サービスを使用すると、通常料金よりも割増となることがあるため、事前に料金を確認しておく必要があるでしょう。

また、洗濯機を搬出する際、ホースなどを取外すことになりますが、その点に関しては料金が発生することはほぼありません。

ただし、取付けとなるとほとんどの引越し業者で料金が発生します。平均で4,000円前後かかりますが、見積もりの時点で交渉しておくと、無料になることもあるでしょう。

それから、資材の引き取りについてですが、付帯サービスとして提供されていることもありますし、無料で引き取ってくれるところもあります。1,000円から3,000円程度が相場となりますが、1回限りという制限が設けられていることもあるため、十分注意しましょう。資材の引き取りサービスに関しては、近距離の引っ越しであっても同様です。

以上が、長距離引越しの内訳でした。ここで、合計金額を計算していくことにしましょう。「基本料金:65,179円」、「実費:104,400円」、「付帯サービス:0円」となりました。

合計金額は169,579円です。引っ越し事例②で実際に支払った金額が171,360円でしたので、この場合も妥当な引っ越し費用であったことが分かります。

繁忙期中の引っ越しは、基本料金や実費を安くしてもらうことが困難です。しかし、引っ越しの時間帯を午後便やフリー便にすること、翌日の荷降ろしを避けて人件費を抑えること、付帯サービスの利用を最低限に留めておくことで、ある程度費用を抑えることができるはずです。

4tトラックの積載量とは

これまで、主に4人家族の引っ越し費用について解説してきましたが、次は4トントラックの積載量を見ていくことにしましょう。4トントラックは、家族の引っ越しに欠かすことができません。

道幅によっては、2tトラックが2台となることもありますが、その場合の積載量は4トントラック1台分とほぼ変わりありません。尚、4tトラックの概要について以下の表にまとめましたので、是非参考にしてください。

4tトラックの積載量
引越しの規模
荷物が多い3人家族、4人家族、荷物が少ない5人家族
部屋の広さ
2LDKから3LDK程度まで
コンテナサイズ
高さ:2.4m 横幅:2.3m 奥行:6m
床面積
約8畳分(30㎥程度)
車体の幅
道幅によっては対向車とすれ違えない
荷物量一例
電子レンジ
掃除機
扇風機
加湿器
プリンター1台
全自動洗濯機
DVDプレイヤー
ステレオ・オーディオ
デスクトップPC1台
冷蔵庫(大型サイズ)
液晶TV37インチ以上
本棚(中型サイズ)
テーブル(中サイズ)
テレビ台(大サイズ)
食器棚(大サイズ)
カーペット(8畳以上)
ソファー(3人掛け程度)
姿見
学習机
飾り棚
サイドボード(大サイズ)
ハンガーラック
電子レンジ台
ダブルベッド
布団一式
自転車2台(大人用)
自転車2台(子供用)
洋服ダンス(大型サイズ2棹程度)
整理ダンス(中型サイズ2棹程度)
カラーボックス(3段以下)
食卓テーブル(4人用)
衣装ケース(中サイズ10個)
ダンボール(小30個程度)
ダンボール(大30個程度)

小学校へ入学したばかりの小さなお子さんがいるご家庭であれば、まだそこまで荷物の量が多くないため、4tトラックで十分引っ越しをすることが可能でしょう。

また、荷物量が多い2人家族や3人家族であっても、4tトラックであれば十分荷物が収まるといえます。

家族の人数が多かったり、荷物が多いと、4tトラックであっても積みきれないことはありますが、早めに不要なものを処分することで対処できるはずです。万が一、4tトラックに積みきれない場合は、6t以上のトラックを使用するのではなく、2tトラックや2tのロングサイズのトラックを組み合わせることになります。

3社から4社程度の引越し業者へ見積もりを依頼すると、複数のパターンを知ることができますので、「即決してくれたら、もっと安くできる!」などという営業マンのトークに惑わされず、比較検討するようにしましょう。

家族の引越しなら4トンで足りる?

2LDKから3LDKの間取りに住む、4人程度の家族の引っ越しでは、必ずと言っていいほど4トントラックが登場します。そのため、家族の引っ越しなら4トンで足りると考えられがちですが、必ずしもそうとは言い切れません。

では、一体どのようなケースのときに、4トントラックでは不十分となるのでしょうか。3つの例を取り上げながら、概要をご紹介していきます。

事例1:お子さんがある程度の年齢に達している
お子さんが小学校高学年から中学校、高校になるにつれて、荷物の量が増えていきます。お子さん専用のパソコン、テレビ、オーディオ、DVDプレーヤー、タンス、ベッドなどがある場合、荷物量が大幅に増えますので、4トントラックだけでは積みきれないことがあるのです。

事例2:荷物量が多い上、大型の家電製品や家具がある
家族の人数が増えれば、家電製品のサイズや家具のサイズも大きくなります。特に冷蔵庫と洗濯機に関しては、家族の人数に合わせてサイズが大きくなる傾向にあるでしょう。

引っ越し作業の際、まずはダンボール類から積み始め、一番最後に大型の家電製品や家具を積んでいきます。そのため、他の荷物の量が多い場合、大型家電製品や家具が積みきれないことがあるのです。

もちろん、すべての荷物を積むことができるように、トラックのドライバーは工夫して荷物を積んでいきます。とはいえ、それでも限界がありますし、過剰に積んでしまうと荷物の破損につながるため、危険を冒してまで積み込むことはしません。

以上のことから、荷物量が多く、尚且つ大型の家電製品や家具がある場合は、見積もりの時点で4tトラックでは足りないと判断されることがあるのです。

事例3:間取りが広いマンションから狭いマンションへ引っ越す
たとえば、お子さんの結婚を期に、ご年配の夫婦が引っ越しをするとします。間取りとしては、4LDKのマンションから、2LDKのマンションへの引っ越しとしましょう。

その場合、新居へ荷物が収まらないことがあるものです。見積もりの際に、4トントラックでは積みきれないと判断された場合は、2tトラックのショートサイズと組み合わせることを提案されることがあります。

当然、4トントラック1台のみの引っ越しと、4トンプラス2トントラックを組み合わせた引っ越しでは、料金が異なってくるものです。そのため、不用品は大幅に処分することにして、4トントラック1台だけで引っ越しをする予約をしたとしましょう。

つまり、4トントラックにすべての荷物が積めるように、引っ越し当日までに荷物量を減らさなければなりません。問題はここからです。自分では不用品を処分したつもりでも、それなりの荷物量となってしまい、引っ越し当日になって4tトラックでは収まらないことがあるのです。

さすがに、引っ越し当日に不用品を自ら捨てに行くわけにはいきませんので、トラックを追加するか、不用品処分のオプションサービスを利用することになります。場合によっては、宅急便を活用したり、自ら車で荷物を運ぶこともあるでしょう。

上記でご紹介した事例は、ほんの一部です。一言で家族の引っ越しといっても、荷物の種類や量は様々であるため、適切なトラックを使用しなければなりません。通常、引っ越し業者へ見積もりを依頼すれば、適切なトラックのサイズを提案してもらえます。

ただし、繁忙期はフル稼働でトラックが使われることから、融通が利かなかったり、納得できるような提案をしてもらえないことがあるでしょう。そのような事態に陥らないためにも、早めの見積もり依頼と、複数の引越し業者を比較検討することは忘れないようにしたいものです。


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