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インターネットの引っ越し手続き(回線・プロバイダ等)をわかりやすく解説します!

インターネットは、今や生活の一部といっても過言ではありません。しかし、引っ越し手続きに関して、詳しく把握している人は少ないようです。

今回は、引っ越しで必須となる、インターネット回線とプロバイダの引越し手続き方法について詳しくご紹介していきます。

また、スムーズに手続きを行うためのコツ、インターネット回線の選び方、手続きのタイミングなども取り上げますので、是非参考にしてください。

インターネット回線とプロバイダの引越し手続きとは?

インターネットの引越し手続きは、多くの人が面倒臭さを感じてしまう手続きの1つです。

まずは以下の図をご覧ください。これは、引っ越しで面倒だった手続きの統計結果を表しています。

引越しで面倒だった手続き

どの手続きもそこまで大きな差はありませんが、インターネットの手続きが面倒だったと回答している人は、23%となりました。自宅でインターネットを使用している人は多いものの、手続き関連の話になると、不明点が多く後回しにしてしまいがちです。

基本的に引越しでネット関連の手続きを行う際は、大きく分けると2つのパターンに分けることができます。1つは、同じインターネット回線、プロバイダを利用するケース。もう1つは、別の回線、プロバイダを利用するケースです。それぞれのケースについて、詳しくみていくことにします。

同じインターネット回線、プロバイダを利用する

そもそも、インターネット回線とプロバイダとは一体何なのでしょうか。電話に例えて考えてみると理解しやすくなります。自宅で固定電話を使用する際、まずは自宅まで電話線を引かなければなりません。

それだけでは、外部と連絡を取ることが不可能ですので、電話番号の取得も必要となります。つまり、電話線はインターネット回線。電話番号はプロバイダと同じような位置づけなのです。

両方が揃わなければ、ネットに接続することができません。インターネット回線事業者として有名な事業者は、フレッツ光、auひかり、eo光などです。

一方、プロバイダとして有名な事業者は、BIGLOBE(ビッグローブ)、@nifty(ニフティ)、So-net(ソネット)、ocn(オーシーエヌ)などとなっています。

以上のことを踏まえた上で、同じインターネット回線とプロバイダを利用する場合、どのような手続きが必要なのかみていきましょう。

単刀直入にいいますと、インターネット回線事業者とプロバイダのそれぞれに、移転連絡をするだけで手続きは完了します。

手続き方法は、ネットか電話連絡から行うことが可能です。契約状況によっては、プロバイダへ連絡をするだけで移転手続きが完了することもあるようです。プロバイダの方で、インターネット回線事業者へ移転連絡を代行して貰えることがあります。

そのため、先にプロバイダへ移転連絡をして、インターネット回線事業者へ自ら連絡をする必要があるか確認しましょう。もしも連絡が必要だといわれた場合のみ、インターネット回線事業者へ連絡をします。

尚、同じインターネット回線事業者を利用する場合であっても、転居先によっては同じ料金プランを使用することができないケースがあります。

こればかりは、引越し先の地域、転居先のマンション、アパート、一戸建てなどの条件によって異なってくるため、どうすることもできません。

移転連絡をした際、必ずオペレーターから説明があるため、詳細について必ず確認をしておきましょう。そして、どうしても契約内容を変えなければならないときは、今までとどのような違いがあるのか、分かるまで説明してもらうことをお勧めします。

たとえば、『料金はどのくらい変わるのか』、『費用を抑える方法はあるのか』、『工事費用や手数料はかかるのか』、『料金プランは何種類あるのか』といった内容を教えて貰うのです。

ちなみに、プロバイダに関しては、今まで利用していて不便を感じていないのであれば、引き続き同じ事業者を利用して問題はありません。

引越し先の地域が変わることで、プロバイダも変更しなければならないケースはまずないからです。

別の回線、プロバイダを利用する

別の回線、プロバイダを利用する場合ですが、大きく分けると3つのパターンが想定されます。以下で順番に解説していくことにしましょう。

①ADSLもしくは光回線(FTTH、VDSL)へ契約変更する必要がある

最近は、ほとんどの地域で光回線を利用することができるようになりました。しかし、一部の地域ではまだ光回線が敷かれていないことから、ADSLしか使えないことがあるのです。

旧居でADSLを使用しており、新居で光回線を使用する場合、もしくは、旧居で光回線を使用しており、新居でADSLしか使用できない場合は、引っ越しの際にインターネット回線契約を解約する必要があります。

光回線とADSLは、回線の種類が全く異なるものです。光回線は、光ファイバーケーブルを使用した接続方式であり、光の信号を電気信号へ変換するONUと呼ばれる機器が必要となります。

一方、ADSLは電話回線の一部を使ったネット接続方式で、アナログ信号をデジタル信号へ変換する、モデムと呼ばれる機器が必須です。ようするに、インターネット回線の種類が異なると、解約と新規申込は避けられないということになります。

それに伴って、利用できるプロバイダの内容も異なってきます。同じプロバイダを継続利用できることもありますが、回線種類そのものが異なることで解約を余儀なくされるケースは少なくありません。

解約時にプロバイダへ連絡をし、継続利用ができない場合は解約の手続きを行いましょう。

尚、補足ですが、東日本から西日本への引っ越しの場合、否応なく解約と新規申込が必要となります。

②新居ですでに回線とプロバイダのサービスが提供されている

マンションやアパートによっては、特に契約をしなくても入居と同時にネットの利用が可能なことがあります。自らインターネット回線とプロバイダ料金を支払うよりも、かなり費用を抑えることができるはずです。

接続コースやサービス内容を確認した上で、今までの契約が不要であれば、解約手続きを進めておきましょう。尚、インターネット回線は現在の事業者を利用し、プロバイダのみ指定された事業者へ乗り換えることで、プロバイダ使用料が無料になることもあります。

このようなケースに該当する場合は、現在契約しているプロバイダの解約手続きの他、インターネット回線事業者へのプロバイダ変更手続き、新しく契約するプロバイダへの新規申込手続きが必要です。

③新規契約をした方が安くなる

インターネット回線とプロバイダの解約をして、新たに契約し直すことで、トータル費用が安く済むケースもあります。トータル費用を詳しく知りたい場合は、まず現在利用している回線事業者、プロバイダへ問い合わせをしましょう。

その上で、新たに契約することを考えているプロバイダへ問い合わせをします。なぜ、プロバイダへ連絡をするかというと、キャッシュバックキャンペーンや割引キャンペーンの多くは、プロバイダが実施しているからです。回線事業者の方では、キャンペーンをほぼ行っていません。

行っていたとしても、劇的にお得になることは無いのです。また、インターネット回線とプロバイダがセットになったプランを利用した方が、トータルコストを安く抑えることが出来ます。

このようなプランは、通常プロバイダが提供しているものです。以上のことから、プロバイダへ連絡をして費用を確認した方が比較検討しやすくなります。ちなみに、現在の契約状況によっては、解約手数料が発生する可能性があります。

負担を軽くするためには、新規契約先で行っているキャッシュバックを活用する方法が 有効です。引っ越しが決まった時点で、早めに問い合わせておきましょう。

インターネット関連の手続きをスムーズ行う3つのポイント

次に、インターネット関連の手続きをスムーズに行う、3つのポイントについてみていくことにします。以下にまとめましたので、参考にしてください。

【ポイント1】遅くとも3週間前までには手続きを済ませておく

インターネット関連に詳しくない場合、質問したいことが山積みだったりするものです。そのため、電話で問い合わせる人が大半ですが、窓口は常に混雑していることから早めの問い合わせが得策となります。

仕事で忙しい場合は、メールで問い合わせるのも一考でしょう。最近は、リアルタイムチャットで対応して貰えることもあるようです。返事が来るまでに日数が掛ることもあるため、引っ越しが決まった時点で問い合わせるようにしたいものです。

新居で工事が必要となるケースもあるため、工事日程の調整がしやすいように、最低3週間前くらいには手続きを終わらせておきましょう。

特に3月、4月の引っ越し繁忙期になると、手続きに時間がかかる恐れがあります。手続きが遅れると、入居後しばらくネットが使えないこともあるため注意しましょう。

【ポイント2】まずはプロバイダへ連絡をする

インターネットの引越し手続きをスムーズにするためには、まずプロバイダへ連絡することをお勧めします。なぜなら、プロバイダへ連絡をすれば、回線事業者関連の手続きはプロバイダが代行してくれることがほとんどだからです。

逆に回線事業者へ先に連絡をしてしまうと、プロバイダへの連絡を代行して貰えないことがあります。一概に言い切ることはできませんが、ひとまず先にプロバイダへ連絡をすると覚えておきましょう。これは、解約、新規申込のどちらであっても同じことです。

【ポイント3】新居のインターネット環境を把握する

引越し先によっては、すでにインターネット回線が建物内に引き込まれていることがあります。1回線だけというケースもありますし、複数の回線が引き込まれているケースも珍しくありません。

一般的には、インターネット回線事業者へ問い合わせることで、利用可能な建物かを調べて貰うことができます。最近は、公式ホームページ上に必要事項を入力し、すぐに確認できるケースも増えてきているようです。

とはいえ、1つの建物内に、複数のインターネット回線が引かれているかどうかは、回線事業者では分かりません。そのため、不動産管理会社へ問い合わせをして確認しておきましょう。

すでに引き込まれている回線を使用した方が、工事費、利用料金は安くなります。一方、一戸建てやネット回線が引きこまれていない建物へ引っ越しをする場合、それなりの工事費用と利用料金が掛るものです。

以上のことから、まずは新居のインターネット環境を把握した上で、継続利用するのか新規で契約するのかを判断したいものです。

引越しでインターネット回線を選ぶ際の3つの注意点とは

引越しでインターネット回線を選ぶ際、最低限抑えておきたい3つの注意点があります。詳しくみていくことにしましょう。

【注意点その1】ギガ回線は必ずしも必要ではない

「引っ越しをしたら、フレッツ光のギガ回線に変更したい!」という声を耳にすることがあります。CMなどで速度が速いと謳っていることから、ギガ回線の利用を希望する人が後を絶たないのです。

しかし、自宅でインターネットを利用する上で、ギガ回線はほぼ必要ありません。そもそも、ギガ回線は速度が速いという表現に誤解があるのです。回線は、道路に例えることができます。たとえば、2車線の道路と、4車線の道路としておきましょう。

言うまでも無く、2車線の道路よりも、4車線の道路の方が自動車の交通量は多くなるものです。つまり、インターネット回線も同じことがいえます。Mbps(メガビーピーエス)と呼ばれる一般的な回線速度が道路でいうと2車線です。

そして、ギガ回線の方が4車線の道路ということになります。つまり、ギガ回線の方が、一度に通過することができる通信の量が多いということです。通信量が多いと、以下のようなメリットがあります。

たとえば、特定の時間帯にネットを利用する人が増えたとしても、安定したネット接続が期待できること。動画などの容量が大きなデータを、短時間でタウンロードできることなどです。

とはいえ、体感的に速度がアップしたことを感じるかというと、必ずしもそうとは限りません。ちなみに、大手動画サイトで有名なYouTubeの推奨環境は、500kbps 以上となっています。

一般的に、動画はデータ量が多いと言われていますが、それでも500kbpsあれば十分なのです。

1ギガは1,000Mbps、1Mbpsは1,000kbpsとなることからも、いかにギガ回線が不要かということが分かります。どうしてもギガ回線にしたい理由が無い限り、せいぜい100Mbps、200Mbps、300Mbpsの回線プランで十分です。

【注意点その2】解約する場合はキャッシュバックを活用する

多くのインターネット回線事業者では、割引サービスを導入しています。割引が適応されると、2年間契約するなど契約期間が必ず設定されるのです。そのため、満期になる前に解約すると、別途違約金がかかります。

もしも違約金が発生するようであれば、新規で申込む際にキャッシュバックキャンペーンを行っているプロバイダを探しましょう。

回線事業者のキャッシュバックキャンペーンよりも、プロバイダキャンペーンの方が、キャッシュバック率が高めです。目安としては、2万円から3万円程度の金額となります。

【注意点その3】ケーブルテレビの回線は避けた方が無難

ケーブルテレビのサービスを利用していたり、これから利用する予定がある場合を除き、ケーブルテレビのインターネット回線を使用することは避けた方が無難です。特に安くなるわけではありませんし、むしろ相場よりも高くなる恐れがあります。

引越しでネット関連の手続きはいつまでにやるべき?

引越しでネット関連の手続きを行う際、いつまでに済ませておくべきなのでしょうか。一般的には、戸建の場合が1ヶ月半前、マンションやアパートの場合は、2週間から1ヶ月前といわれています。

これは、混雑状況によっても異なってきますし、工事の内容によっても異なってくるものです。たとえば、繁忙期にあたる3月や4月の場合、最低でも1ヶ月前までには連絡をしておかないと、入居に間に合わないケースがあります。

また、建物内に元々ネット回線が引き込まれていないときは、工事の内容が複雑になることもあるため、余計時間がかかるものです。建物内に回線が引き込まれていたとしても、依頼数が多くて作業員が回らないことも想定されます。

引越しの閑散期であっても、引越しが決まった時点ですぐに手続きを進めておきましょう。尚、最大で引越しの2ヵ月前くらいから手続きが可能なこともあります。早目に対応しておくに越したことはありません。

引越し先によってネット契約は異なる!

引越し先の建物ごとで、ネット契約の内容は異なります。大きく分けると、戸建てに引っ越しをする場合と、マンションなどの集合住宅に引っ越す場合に分かれるのです。大まかな違いについて、以下で確認しておきましょう。

戸建てに引っ越しをする

回線の種別は、光回線かADSLとなります。普段、あまりネットを利用しない場合でも、ADSLは速度が遅く周波数の影響を受けやすいためお勧めしません。光回線を利用できるのであれば、極力光回線を使用しましょう。

光ファイバーケーブルを建物の中へ引き込む際、別途作業が必要となります。エアコンや換気扇などの隙間から挿入できれば良いのですが、建物に穴を空けなければならないこともあるものです。

新築の戸建てであれば、光ファイバーケーブルを通すための空間が確保されているケースもあります。中古の戸建てで、前居住者がネットを利用していなかった場合は、事前に工事の内容を確認しておきましょう。難易度の高い工事内容となった場合、即日対応が難しいケースがあるからです。

また、料金プランは戸建て専用のプランとなります。集合住宅の料金設定よりも高めではありますが、キャンペーンなどを活用すると費用を若干抑えることが可能です。平均的な料金相場は、回線とプロバイダ料金を合わせて月額6,000円から7,000円前後となります。

マンションなどの集合住宅に引っ越しをする

マンションなどの集合住宅に引っ越しをする場合、回線の種別は光回線(FTTH)、VDSL、ADSLとなります。FTTHは、宅内に光ファイバーケーブルを引き込み、ONUもしくはメディアコンバータと呼ばれる機器を使って、光信号を電気信号へ変換してからネット接続をします。

一方、VDSLは何かというと、ADSLと同様で電話回線の一部を使った接続方式の一種です。モデムと呼ばれる機器を使い、アナログ信号をデジタル信号へ変換してからネット接続をします。

VDSLの場合、マンションやアパートなどの外側から建物の中に引き込まれるまでは、光ファイバーケーブルが使用されています。引き込まれた光ファイバーケーブルは、MDF盤と呼ばれる機器でアナログ信号へ変換され、そこから居室へ分配されているのです。

ADSLは、マンションやアパートなどの外側から建物の中に引き込まれる過程でも、電話回線が使用されています。その点が、VDSLとは全く異なるのです。尚、マンションやアパートなどの集合住宅ごとで、利用可能な回線種別や料金プランは違ってきます。

VDSLしか利用できないケースもありますし、光回線(FTTH)とVDSLの両方が利用可能なケースもあるようです。どのようなネット回線が利用できるのか、不動産管理会社へ問い合わせておきましょう。

その上で、旧居での契約を継続するか、新規で申込をするかを検討した方が無難です。場合によっては、継続的に利用したいものの、新居では対応しておらず解約の必要に迫られる可能性もあります。

平均的な料金相場は、戸建てよりも安く設定されており、また世帯数が多いほど料金は安くなるものです。回線とプロバイダ料金を合わせて月額3,000円から5,000円前後となります。


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