引越しで、仏壇や神棚をどう扱えば良いのか分からない方は多いようです。雑に扱うことは避けたいところですが、一体どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
今回は、仏壇・神棚の引っ越しの礼儀作法やマナー、移動方法、引越し相場料金、引越し手順、注意点、処分方法、専門業者のサービス紹介について取り上げていきます。
厳密にいうと、仏壇と神棚の引越しには礼儀作法があります。好き勝手に移動させることはできません。実際のところ、必ず守らなければならないものではありませんが、仏教ならではの礼儀作法を守ることで、気持ち良く新生活を迎えることができるはずです。
まず最初に、仏壇の引っ越しからみていくことにしましょう。礼儀作法は大きく分けると3つあります。
1つ目は、最後に旧居から出て、最初に新居へ入ること。2つ目は、旧居から出す前に、『魂抜き』をすること。最後の3つ目は、新居にて『魂入れ』をすることです。
礼儀作法は、宗派やお住まいの地域によって違いがあります。たとえば、仏壇の引越しを行う際、浄土真宗には『魂』という概念がないことから『遷座法要(せんざほうよう)』、『遷仏法要(せんぶつほうよう)』といった法要をお寺の住職へ依頼するのが一般的です。
他にも、宗派によっては『魂抜き』のことを『閉眼法要』、『お性根抜き』。『魂入れ』のことを『開眼法要』、『お性根入れ』と呼ぶこともあります。
次に神棚の引っ越しですが、神棚の中におさめられている『お神札』を取り出し、布または白い紙で包みます。そして、引越し前日、もしくは新居へ荷物を搬入する前に改めて神棚の中におさめ清めるのです。
このとき、『お神札』に息が掛らないようにしましょう。新居へ運び込むタイミングは、仏壇と同様で家財道具を搬入する前に行います。
神棚に祭っている『お神札』の系統によって、礼儀作法は若干異なりますが、神職さんを呼んで清祓いをするかどうかは個人の判断に委ねられています。
引越しで仏壇や神棚を移動させるときは、以下の3つのことを抑えておきましょう。
前項でもお伝えしたとおり、宗派によっては『魂抜き』、『魂入れ』が必要です。しかし、必ずやらなければならないものではありません。
引越しの準備や荷作りで忙しく、お寺の住職へ法要を依頼することが困難な場合、『魂抜き』、『魂入れ』を省略することになったとしても、致し方ないといえます。
もしも、『魂抜き』や『魂入れ』が必要であるにもかかわらず、様々な都合から行うことができない場合は、仏壇に手を合わせておきましょう。そして、丁寧に荷造りをしながら『引越しをする』という思いを伝えるだけで十分です。
マナーや礼儀作法は大切なものではありますが、もっと大切なことは気持ちです。それは、神棚においても同じことがいえます。
神棚の場合、神職さんを必ず呼ばなければならないわけではなく、新居でもお世話になるという感謝の気持ちを持ちながら、移動させることが大切なのです。
仏壇や神棚の移動は、自分で行うか、対応している引越し業者へ依頼するか、仏壇や神棚を購入したお店に頼むことになります。万が一、引越し業者や専門店へ依頼する際は、早めに連絡をしておきましょう。
業者にも都合があるため、引越し日に必ず依頼できるわけではありません。そのため、引越しが決まった時点で、すぐにでも問合せをしておくことをお勧めします。
仏壇や神棚には種類があります。種類によって、梱包方法や運搬方法が異なるため、事前に確認しておきましょう。まずは、仏壇の種類から見ていくことにします。
仏壇の種類 | 概要 | 基本的な運搬方法 |
---|---|---|
金仏壇 | 『塗り仏壇』とも呼ばれており、元々は浄土真宗で用いられてきた仏壇です。 白木を素地として漆・カシューで仕上げ、金箔・金粉で装飾されています。 |
素人では運搬できない仏壇。 仏壇を購入した販売店に運搬を依頼するのが得策。 |
唐木仏壇 | 白木に塗装したもの、木目シートを貼りつけたもの、黒壇、紫壇、ケヤキ、桑などの銘木で作られた仏壇です。 宗教による違いはないのが特徴です。 |
素人でも運搬できる仏壇。 2名から3名で運搬が可能。 |
家具調仏壇 | 住居にマッチするように設計された、家具調の仏壇です。 宗教による違いはありません。 |
素人でも運搬できる仏壇。 1名から2名で運搬が可能。 |
神徒壇 | 神道では、先祖や故人の御霊が宿る霊璽を、神徒壇と呼ばれる祭壇でお祀りします。 仏教でいう仏壇にあたるものが神徒壇です。 |
素人でも運搬可能。 ただし、サイズによっては業者へ依頼するのが得策。 |
そもそも神棚とは、自然、物質に宿っている神様に畏敬の念を込めて祈ったり、家内安全、一族繁栄を願う為に誕生しました。はじまりは、江戸時代だといわれています。神棚は運搬の際、仏壇のように人の手を借りることはほぼありません。
サイズが大きな神棚は、2名程度で運搬することもありますが、一般的な家庭に設置されている神棚は、コンパクトサイズがほとんどです。そのため、仏壇と比較すると容易に運搬することが可能だといえます。
神棚の種類としては、『通し屋根三社』、『屋根違い三社』、『中神明』、『袖付大神宮』、『一社宮』、『唐戸通し屋根三社』、『極上横通し宮』、『箱型高欄宮』が特に有名です。仏壇とは異なり、神棚の種類ごとに意味があるわけではありません。
用途や設置場所によって、神棚の種類を使い分けているのが現状です。
仏壇を使い始める際、故人の魂を入れる儀式を行います。それが、前項でも登場した『魂入れ』です。魂を入れる前の仏壇は、単なる木箱として扱われています。それが、魂を入れることではじめて仏壇となるのです。
一方『魂抜き』とは、仏壇に入っている魂を抜くことを指しています。つまり、仏壇を単なる木箱の状態に戻す儀式です。
お寺から住職を呼んでお経を上げてもらうのですが、必ずしも行わなければならない儀式ではありません。各ご家庭の宗教観、宗派によって考え方は異なるものです。
そのため、家族で話し合った上で、『魂抜き』、『魂入れ』を行うようにしましょう。尚、『魂入れ』と『魂抜き』は、法要の1つです。儀式の際の服装は、フォーマルが適しています。
『魂抜き』と『魂入れ』の際に用意しておきたいものは、法要を住職へ依頼する際に直接確認しておきましょう。一般的には、数珠、ろうそく、生花、先行、お布施が必要となります。
仏壇の引越しの際、『魂抜き』、『魂入れ』のお布施の相場は、だいたいどの程度なのでしょうか。結論からいいますと、地方や宗派によって大きく異なるため、一概に言い切ることはできません。
宗派によって、お布施の他にも交通費やお茶代が必要となることもあります。『魂抜き』や『魂入れ』は、頻繁に行う法要ではありません。そのため、お布施の相場金額で悩む人が多いようです。
しかし、事前にお寺や地元の仏具専門店へ問い合わせると、親切に相場金額を教えて貰えることがあります。もしくは、檀家となっているお寺や日頃からお世話になっているお寺へ確認しても、教えて貰えるはずです。
ちなみに、あくまでも一般的なお話とはなりますが、目安相場としては1万円から5万円の範囲内で収まることが大半であるようです。
全国的にみると、関東地方の相場が約5万円程度と高めですが、その他の地域では25,000円から3万円程度が相場となっています。
それでは次に、仏壇・神棚の引越し手順についてご紹介していきます。以下にまとめましたので、是非参考にしてください。
まず最初に行うことは、魂抜き・魂入れをすることです。目安としては、引越日の1ヶ月くらい前が望ましいといわれています。ただし、8月に引越しをする場合、お盆の時期と重なってしまうため、早めに依頼するようにしましょう。
お寺の住職に来てもらい、魂抜きをしてもらいます。引越し日が近くなると、急ピッチで荷造りをするなど何かと忙しくなりますので、引越しの1週間くらい前までには済ませておきたいものです。
たとえば、午後から引越しを予定している場合、午前中に魂抜きを行ってもらうことも可能ですが、バタバタしてしまうことから、遅くとも前日までに済ませておくことが望ましいといえます。
仏壇を新居へ運搬する方法は、大きく分けると3つあります。自分で運搬する方法、引越し業者へ依頼する方法、仏壇を購入した店舗へ依頼する方法の3つです。引越し業者によっては、仏壇の運搬を行っていないことがあります。
そのため、仏壇の運搬方法は早めに検討しておきたいものです。尚、仏壇の荷造り方法に関しては、このあとご紹介する項で詳しく取り上げます。
仏壇は、最初に新居へ搬入することが望ましいといわれています。どうしても難しい場合は致し方ありませんが、できるだけ家財道具よりも先に搬入しましょう。
魂抜きを依頼したお寺に引き続きお願いできる場合は、引越し当日か日を改めてタイミングが良いときに魂抜きの法要を行いましょう。もしも、旧居から離れた場所へ引越しをする際は、魂抜きを依頼したお寺に相談することをお勧めします。
同じ宗派のお寺を紹介して貰うことができたり、お寺の探し方についてアドバイスを貰うことができるはずです。
神棚の引越しは、最初に神様へ引越しを報告することから始めます。報告するといっても、特別な儀式などはありません。また、報告するタイミングに決まりはありませんので、引越しが決まった段階で忘れないうちに報告しておきましょう。
引越し当日、神棚に祀っているお神札を取り出し、半紙などの白い紙で包みます。このとき、お神札に息が掛らないようにしましょう。もしも埃を被っている場合は、綺麗に取り除きます。
また、お神札は他の荷物と一緒にダンボールへ入れてはいけません。自分の手に持って持ち運ぶことが望ましいとされています。
神棚を取り外して、小物や取外しできるものは丁寧に梱包します。道具は壊れやすいため、丁寧に梱包しましょう。食器類を梱包する際に使用したエアパッキン、新聞紙などを使用して梱包してください。
神棚に直接触れる箇所は、半紙や和紙を使うと尚良いとされています。また、神棚の素材によっては、ちょっとした衝撃で傷がついてしまうものです。直接ダンボールへ入れるのではなく、古くなったタオルや緩衝材を活用して衝撃から守りましょう。
仏壇と同様、最初に新居へ搬入するのが望ましいとされています。設置場所は、南向きか東向きの明るい場所が最適です。神棚が痛まないように、直射日光は避けるようにしましょう。
お神札を戻すタイミングですが、新居へ運び込む前が良いようです。とはいえ、他の荷物の搬入を妨げになることがありますので、強制ではありません。
また、お神札は元々お祓い済みであるため、わざわざお清めやお祓いをしなくても良いとされています。
他にも、お神札を元に戻して神棚を設置したあと、神主を自宅へ招いてお清めをした方が良いという意見もありますが、こちらも必須というわけではありません。
1つだけ注意したいのは、引越先での氏神様にあたる神社が変更となる場合です。今まで祀っていたお神札は神社へ納めて、新しい氏神様のお神札を祀るのがマナーとなっています。
仏壇や神棚の荷造りを行う際は、いくつかの注意点があります。今回は、特に重要な注意点を3つピックアップし、詳しくご紹介していくことにしましょう。
位牌・御本尊・お神札は、壊れてはいけないものです。そのため、簡易的な梱包方法で包み、ダンボールへ入れて運ぶことは止めましょう。
万が一、運搬中や搬出搬入中に破損した場合、補償して貰えないケースがほとんどです。直接、自分の手に持って新居へ運ぶことをお勧めします。
仏壇や神棚は、一見頑丈そうに見えて実は繊細だったりするものです。また、仏具や装飾品をしっかりと梱包しないと、ちょっとした衝撃で破損することがあります。
そのため、取り外せるものは外して、丁寧に段ボールへ梱包しましょう。すぐに剥がせるテープを用いても良いですが、基本的にはお勧めしません。テープを剥がすときに、糊が残ったり素材が剥げたりする恐れがあるからです。
荷造り前は、必ず仏壇や神棚の写真を撮影しておきましょう。そうすることで、新居で荷解きをしながら仏具や装飾品を配置する際に、どこに何を置けばよいか一目瞭然となります。
引越しで仏壇を処分したい場合、もしくは神棚を処分したい場合はどのような処分方法が望ましいのでしょうか。それぞれ詳しくご紹介していきます。
菩提寺とは、先祖代々のお墓があったり、日頃から法要などを依頼していたりするお寺のことを指しています。もし菩提寺がないのであれば、仏壇の処分を行っているお寺を探して依頼しましょう。
仏具店では仏具や仏壇の販売の他、仏壇の処分も行っているものです。仏壇を購入した店舗や、その他の仏具店へ問い合わせをし、処分を依頼しましょう。仏具店によっては、閉眼供養をお任せできるケースもあります。費用は、最低2万円前後からです。
閉眼供養を行った後であれば、粗大ゴミの日に出すことができます。地方自治体によって、処分する際に掛る費用は異なるものです。大体500円から1,500円程度となっています。
仏壇のサイズによって費用は変動しますので、各地方自治体のホームページ内を確認してください。
仏壇の中には、故人の魂がおさめられています。『閉眼法要』を行ってから処分することになるため、法要済みか事前に確認をしておきましょう。故人の魂を納めたまま処分してしまった場合、目も当てられません。
また、仏壇の引き出しの中に、家計図などの重要な物が保管されているケースがあります。処分する前に、仏壇に付いているすべての引き出しの中を確認しておきましょう。
神社では、お炊き上げをしています。玉串料を納めれば、あとは神社で神棚を処分してくれるのです。近隣に神社がない場合は、宅配で対応している神社を探してみましょう。
その際、お神札のお清めのみではなく、お炊き上げも扱っている神社なのか必ず確認してください。
お神札は神社で清めてもらう必要がありますが、ホームセンターなどで購入した神棚であれば、塩を振ってから粗大ゴミ・可燃ごみ・不可燃ごみとして出すことも可能です。
引越し業者、不要品回収業者へ依頼する方法もあります。お炊き上げを行っているか確認必須ですが、利用を検討している場合は事前に問い合わせておきましょう。
神棚を処分する際は、お神札のお清めとお炊き上げが必要です。お清めはどの神社でも扱っていますが、お炊き上げは必ず扱っているとは限りません。引越しのスケジュールを調整しながら、早めに処分してしまいましょう。
次に、仏壇を神棚の引越し料金について見ていくことにします。まず、仏壇の引越し料金ですが、トータルで大体2万円から3万円程度と考えておけば良さそうです。
お寺の住職へ法要を依頼した場合は、別途お布施として1万から3万程かかります。
この項では引越し費用について取り上げながら、事例を用いて解説していきましょう。まず、ヤマトホームコンビニエンスの場合、『大型家具・家電配送(らくらく家財宅急便)』を提供していますが、高さ・幅、奥行の3辺の合計と輸送距離で料金は決まります。
55尺の台付仏壇(高さ166cm / 幅78cm / 奥行63cm)であれば、Dランク(300cmまで)となり、あとは輸送距離によって料金が算出されるのです。尚、移動距離が東京から大阪間の場合、トータルで11,250円(税抜)程度となります。
また、梱包、運搬、開梱、設置、資材回収は、すべておかませ出来るため楽ちんです。大手引越し業者であれば、大抵仏壇の引越しも扱っていますが、ヤマトホームコンビニエンスと同様で、だいたい1万円から2万円が相場であるようでした。
引越し業者にとって、仏壇は『高価な美術品』といった区分で扱われています。そのため、そもそも仏壇の運搬を扱っていない業者も存在することから、見積もりの時点で相談をしておきましょう。
それから、仏壇の輸送専門業者へ依頼した場合ですが、たとえば仏壇専門店『佛心堂』で扱っている仏壇引越しは、『佛心堂』の支店から引越し先までの移動距離と、仏壇のサイズ(横幅)によって料金を算出しています。
仏壇サイズ(横幅)が76cm~85cmの場合、支店からの移動距離50kmまで65,000円~(税抜)、100kmまで60,000円~(税抜)、200kmまで95,000円~(税抜)、200km以上は別途見積(税抜)です。
明らかに引越し業者へ依頼した方が安いのですが、梱包を含めたすべての引っ越し作業をお任せできたり、破損した際はすぐに対応してもらえたりするため安心感が違います。
尚、神棚の引越し料金ついてリサーチしてみたものの、詳しい情報を見つけることはできませんでした。家庭用として利用されている神棚は、そこまでサイズが大きくないため、おそらく他の家財道具と同様の扱いとなりそうです。
そのため、よほど大きな神棚を利用していない限り、引越し料金が高くなる心配はないといえます。
それでは最後に、仏壇引越し専門業者のサービス、費用についてご紹介していくことにします。
以下の表にまとめましたので、是非参考にしてください。
業者名 | 費用 | サービス内容 |
---|---|---|
株式会社 クマダ |
公式ホームページ上に、簡易見積もりシステムがあります。 例)東京⇒東京への引越し 唐木仏壇(高さ49/幅32/奥行26cm) 98,000円(クリーニング有なら49,000円) |
昭和30年創業の仏壇専門店です。 引越しの他にも、修理、リフォーム、クリーニングなど幅広く手掛けています。 熟練の職人やスタッフが対応してくれるため、安心して仏壇の引越しをお任せできそうです。 |
株式会社 ライト |
仏壇の幅49cm以下 同一市内:23,000円~ 同一県外:33,000円~ 同一地方:48,000円~ |
全国対応している仏壇専門店です。 中間マージンを省くことで、安価な引越しを実現しています。 |
株式会社 佛心堂 |
仏壇の幅65cmまで 支店から50kmまで:50,000円~ 支店から100kmまで:60,000円~ 支店から200kmまで:80,000円~ 200km以上:別途見積もり |
メディア実績を持つ佛心堂は、関西に拠点がある仏壇専門店です。 写真を添付したメールで、見積もりを依頼することができます。 |
お仏壇のはせがわ | 費用に関する情報は、ホームページ上にありませんでした。 | 関東、東海、九州地方のみ対応している仏壇専門店です。 ニーズに合わせることができるため、初めてでも安心して利用できそうです。 尚、イオンと提携して、一部のサービスを提供しています。 |
ヤマトホームコンビニエンス | 荷物のサイズ、移動距離によって料金は異なります。 詳細は、直接問い合わせて確認してください。 |
仏壇の引越しでは、『大型家具・家電配送(らくらく家財宅急便)』を利用することになります。 高さ、幅、奥行の合計が450cmまで対応可能です。 ただし、あくまでも引越しをするだけとなるため、魂抜きや魂入れは自分で行います。 |
日通 | ホームページ上では詳しく案内されていませんでした。 詳細は見積もり依頼時に確認してください。 |
重量物運搬のオプションサービスを利用することで、仏壇の引越しをすることができそうです。 詳細は、見積もり時に確認してください。 尚、ヤマトホームコンビニエンスと同様、魂入れや魂抜きは自分で行います。 |
仏壇や神棚の引越しに慣れている方は、ごく少数派だといえます。大半の方が未経験というケースの方が圧倒的に多いものです。
何から手をつけて良いか分からないときは、今回ご紹介した情報を参考にしてはいかがでしょうか。
また、仏壇のことはお寺、神棚のことは神社へ相談すると、礼儀作法や一般的な対応方法についてアドバイスしてもらえます。
新居へ引越しをするまでの間は、なにかとバタバタして余裕がなくなりますので、早めに相談しておきたいものです。
尚、仏壇専門店へ依頼すると、最低でも10万円程度の費用が掛りますが、費用だけで判断してはいけません。引越し業者へ依頼する場合とは、様々な点で異なるからです。
仏壇専門店へ引越しを依頼すると、たとえば引っ越し中に仏壇や仏具が壊れてしまった際の修理、補償、仏壇の運搬、魂入れ・魂抜きの法要など、仏壇の引越しに関連するすべてのことをお任せすることができます。
仏壇や神棚は、替えがきかない大切なものです。費用の安さだけに注目するのではなく、省けるところは省きながらも大切に扱ってもらえる業者を選びましょう。