引越し料金・費用の相場がわかる 得して安心できる業者の選び方

表示中のページ: ホーム > 引越しの準備と荷造りのコツ > 同棲・二人暮らしの引っ越し準備でまずやること!荷物の準備や挨拶まで段取りチェックリストで確認

同棲・二人暮らしの引っ越し準備でまずやること!荷物の準備や挨拶まで段取りチェックリストで確認

引っ越しを機に同棲をすることが決まっていたり、二人暮らしを始める場合は、一般的な引越しよりもスケジュール管理が重要となるものです。

今回は同棲する際の準備や段取りに焦点を当てながら、必須となる手続き、目安となる初期費用、最適な間取り、必要となる家財道具などを中心に詳しくご紹介します。

2人暮らし・同棲引越しでやるべきこと一覧

2人暮らしや同棲による引越しの準備は、事前に計画を立ててから進めることをお勧めします。手続き漏れや手続き忘れなど、後から対応に追われてしまうと生活に支障をきたすからです。

今回は、時系列でやるべきことをご紹介していきます。以下にまとめましたので、参考にしてください。

1ヶ月前までに済ませておきたいこと

引越しが決まってから、1ヶ月前までに済ませておきたい事柄は以下の通りです。それぞれ簡単に補足します。

新居探しと契約

お互いに新居へ移り住む場合、新居を探し契約をします。仕事をしている場合は、内覧する日程が限られているため、できるだけ早めに部屋を探し始めましょう。その他の引越し準備もあることから、遅くとも引っ越し日から3週間前までに契約することをお勧めします。

尚、どちらか一方の家へ移り住む場合は、当然ながら新しい部屋を探す必要はありません。

賃貸・駐車場の解約

現在の住居の解約を申し出ます。駐車場を借りている場合も、1ヶ月前までに解約の手続きを行いましょう。一般的に、賃貸契約は解約の1ヶ月前までに申し出ることになっています。詳細は、賃貸契約書を確認してください。

新居探しと同様、どちらか一方の家へ移り住む場合は、退去する家や駐車場の解約手続きを行います。

引越し業者探し

引越し業者を探す際、2拠点から荷物を積むことができる引越しプランの方が安く住むケースがあります。3社から4社の見積もりを取って、最も適した引越し業者を選んでください。どちらか一方のみ引越しをする場合は、単身パックの利用も検討しましょう。

引越し日時決定

引越し業者が決まったら、引越しの日時を決定します。土日祝日や午前中の引越し、月末の引越しは割高となるため避けた方が無難です。賃貸の解約を行っている場合は、退去日に間に合うようスケジュールを調整してください。

引越し1週間前までに済ませておくと後々楽なもの

引っ越し1週間前までに済ませておきたいことは、主に手続き関連となります。次項で詳しく解説するため、ここでは必須となる手続き内容のみご紹介しておきます。

転出届の提出
印鑑登録の住所変更手続き
国民健康保険喪失手続き
国民年金手続き
固定電話住所変更手続き
携帯電話の住所変更手続き
ネット契約関連の解約、または住所変更手続き
郵便局転居届の提出
ライフラインの解約、新規契約手続き
NHK住所変更手続き
新聞の解約手続き
銀行口座住所変更手続き
クレジットカード住所変更手続き
火災保険、生命保険住所変更手続き

手続き関連以外で、引越し1週間前までに済ませておくと楽なものは以下の通りです。

粗大ゴミ・不要品の処分

粗大ゴミや不要品の処分を自分で行う場合、処分方法によっては引越しの1週間前までに済ませておいた方が良いことがあります。

たとえば、地方自治体が提供している不要品処分サービスを利用する場合、各自治体のスケジュールに合わせて回収されるため、好きなタイミングで処分することができません。

費用が高くついても良いのであれば、引っ越し業者へ依頼したり、不要品回収業者を利用するのも一考です。もしくは、リサイクルショップの買取り、オークションを活用して不要品を売ってしまう方法もあります。

いずれにしろ、引っ越し業者へ依頼する以外の方法で処分する場合、処分を断られるリスクを考えた上で早めに対応をしましょう。

引越し3日前までに済ませておきたいこと

引越し3日前ともなれば、同棲の引っ越し準備も佳境に入ってきます。最低限済ませておきたいことは以下の通りです。

日常ゴミの処分

引っ越し当日までに間に合うのであれば、3日前までに無理やり処分する必要はありません。ゴミの回収日に合わせて、日常ゴミの処分を行いましょう。

冷蔵庫の中身の処分

引越し3日前までには、冷蔵庫の中をある程度空にしておきたいものです。クーラーボックスを使って自ら運搬するのであれば、無理やり空にする必要はありません。

荷造り

引っ越し当日まで荷造りをする人がいますが、引越3日前の段階でほぼ終わらせておくことをお勧めします。尚、荷造りの開始時期は早ければ早いほど良いものですが、引越日からみて約2週間前から始める人が多いようです。

引越し前日までに済ませておきたいこと

いよいよ翌日に引っ越しをして同居が始まる場合、済ませておきたい事柄は以下のとおりです。

新居の鍵を貰っておく

どんなに遅くとも、新居の鍵は前日までに貰っておいた方が安心です。どちらか一方の家へ移り住む場合であっても、合い鍵は用意しておきましょう。

引越し元での挨拶

引っ越し当日は荷物の搬出を行うため、近隣の住民に何かと迷惑を掛けます。そのため、必要に応じて引っ越しの挨拶を済ませておきましょう。

ただし、彼女が一人暮らしだった場合は、防犯上の観点から挨拶をしなくても問題はありません。判断が難しいときは、不動産管理会社へ相談することをお勧めします。

冷蔵庫・洗濯機の水抜き

引っ越し業者からも案内はありますが、冷蔵庫と洗濯機の水抜きを行っておきましょう。やり方は説明書を確認すればすぐに分かります。もしも説明書を紛失してしまった際は、型番でネット検索をすると、水抜き方法に関する情報を見つけることができるはずです。

引越し当日に行うこと

引っ越し当日に行うことは、主に引っ越し作業がメインとなります。以下に要点をまとめましたので、こちらも参考にしてください。

旧居の清掃

荷物搬出後、室内の清掃を行います。汚れが目立つところだけで構いません。尚、新居へ引越しをする場合、掃除は早めに済ませておくことをお勧めします。荷物を搬入してから掃除をしようと思っても、荷物が邪魔になるため掃除が捗らないからです。

新居の場合、ハウスクリーニング済みとはなっていますが、念の為簡単な掃除は済ませておいた方が、気持ち良く新生活をスタートさせることができます。その際、退去時のトラブルを防止するためにも、室内に傷や凹み、汚れがないかどうか写真に残しておきましょう。

旧居のブレーカーを落とす

引っ越し当日は、荷物の搬出と室内の掃除が終わった時点で、ブレーカーを落としておきましょう。管理会社の担当者が落としてくれることもあるため、事前に確認しておくことをお勧めします。

荷解き

新居への搬入が完了した時点で、荷解きを始めましょう。疲れている場合は、翌日から時間を掛けて行っても問題はありません。

また、どちらか一方の家へ移り住むのであれば、細かなものは少しずつ二人で運搬し、引っ越し当日、大物家具・家電のみ引っ越し業者へ依頼するのも一つの方法です。

ガスの閉栓・開栓

旧居のガスの閉栓を行います。担当者が訪問することもありますし、こちらで元栓だけ閉めておけばよいこともあります。事前にガス会社へ確認してください。

それから、新居へ入居した際は、引越し当日からすぐに利用できるようにガスの開栓を行います。事前にガス会社へ連絡をしておくだけですので、特に難しい手続きはありません。作業員訪問時、契約書に記載することがあるため、印鑑、筆記用具を用意しておきます。

また、支払い方法が銀行口座やクレジットカードからの引き落としの場合、書面に必要事項を記載するため、支店名や通帳番号などが分かるようにしておきましょう。

尚、銀行口座からの引き落としを希望する際は、登録印が必要です。当日、情報が分からない場合は、後日郵送にて対応することもできます。

ブレーカーを上げる

新居へ入居したばかりの頃は、ブレーカーは落ちています。そのため、荷物を搬入する段階でブレーカーを上げておきましょう。

引越し挨拶

同棲や二人暮らしを始めるのであれば、ご近所へ挨拶に行っておきましょう。もちろん、二人で廻ることをお勧めします。判断に困った際は、不動産管理会社へ相談してください。

インターネット開通工事

お互いに新居へ入居する場合で、すぐにネット接続を行いたいのであれば、入居当日に合わせて開通工事を依頼しておきましょう。どちらか一方の家へ引っ越しをする場合で、尚且つすでに開通しているのであれば何もすることはありません。

引越し後2週間以内までに済ませておきたいこと

引越し後、2週間以内までに済ませておきたいことは、主に手続き関連です。次項で詳しく取り上げますので、ここでは割愛します。手続き内容のみ以下に記載しましたので、参考にしてください。

転入届もしくは転居届
印鑑登録の住所変更(必須ではありません)
国民健康保険の住所変更手続き
国民年金の住所変更手続
免許証の住所変更手続き
自動車の住所変更手続き
車庫証明の住所変更手続き
バイクの住所変更手続き
パスポートの住所変更手続き(本籍が変更となった場合のみ)

2人暮らし・同棲引越しで必須となる手続き内容と手順

前項では、引越しをして同棲や2人暮らしを始める際のやるべきことについて解説しました。この項では、必須となる手続き内容と手順について取り上げていきます。以下にまとめましたので、参考にしてください。

転出届の提出

市区町村が変わる場合:旧住所地を管轄している市区町村役場へ転出届を提出します。提出期限は、引越しをしてから14日以内です。

同じ市区町村内の引越し:同じ市区町村内の引越しの場合、転出届は不要です。

必要となる持ち物
身分証明書、印鑑

印鑑登録の住所変更手続き

市区町村が変わる場合:旧住所地を管轄している市区町村役場にて手続きを行います。

同じ市区町村内の引越し:同じ市区町村内の場合、転居届を提出したときに手続きが完了することがあります。詳細は、市区町村役場へ確認してください。

必要となる持ち物
身分証明書、印鑑、印鑑登録証

国民健康保険喪失手続き

市区町村が変わる場合:旧住所地を管轄している市区町村役場にて、喪失手続きを行います。転出届を提出する際に、併せて手続きをしてしまいましょう。期限は、転出後14日以内です。

必要となる持ち物
保険証、印鑑

同じ市区町村内の引越し:住所変更を行います。引越し後に手続きを行いますので、後ほど詳しく解説します。

国民年金手続き

市区町村が変わる場合、同じ市区町村内の引越し共に、引越し前に行う手続きはありません。

固定電話住所変更手続き

市区町村が変わる場合:電話番号が変更となる他、工事が必要です。そのため、早めに電話回線業者へ引越しの連絡をしておきましょう。

同じ市区町村内の引越し:電話番号が変更となる可能性があります。工事が必要となることもあるため、早めに電話回線業者へ連絡をしておきましょう。尚、必要となる持ち物は、利用中の電話回線業者によって異なります。早めに手続きを行ってください。

携帯電話の住所変更手続き

店舗の窓口、インターネット上から手続きを行います。必須となる持ち物は特にありません。

ネット契約関連の解約、または住所変更手続き

電話窓口、インターネット上から手続きを行います。市区町村が変わる場合、同じ市区町村内の引越しにかかわらず必要となる手続きです。工事を行うことがあるため、できるだけ早めに連絡をしておきましょう。

一般的に、必要となる書類などはありませんが、念のため問い合わせておくことをお勧めします。

郵便局転居届の提出

郵便局窓口、転居はがき、インターネット上から手続きを行います。届出を提出してから3日から1週間ほどで転送が開始されるため、余裕を持って手続きを行ってください。必要となる書類等はありません。

ライフラインの解約、新規契約手続き

電気、ガス、水道の解約手続きを行います。電話窓口、もしくはインターネット上から手続きが可能です。同じ市区町村内へ引越しをする場合、電気と水道に関しては、解約と新規契約手続きを同時に行うこともできます。

ガスの解約や新規手続き方法は、ガス会社によって対応が異なるため、問い合わせて確認をしてください。また、ガスの開栓時は立会いが必要です。日程を調整しなければならないため、入居してすぐに利用できるよう相談をしてください。

NHK住所変更手続き

電話窓口、またはインターネット上から手続きが可能です。尚、同棲や二人暮らしの場合、どちらか一方が受信料を支払うことになります。そのため、一方の解約手続きを忘れずに行ってください。

新聞の解約手続き

販売店へ直接電話連絡をして、解約を申し出てください。新規で契約をしたい場合は、引越し先の近隣にある販売店を紹介してもらうことができます。

銀行口座住所変更手続き

電話窓口、銀行の店舗窓口、インターネット上から手続きを行います。銀行によって若干対応が異なるため、事前に確認しておきましょう。

必要となる持ち物
通帳、登録印、身分証明証

クレジットカード住所変更手続き

電話窓口、店舗窓口、インターネット上から手続きを行います。クレジットカード会社によって、住民票が必要となるなど手続き方法が異なるものです。事前に問い合わせをして確認してください。

火災保険、生命保険住所変更手続き

電話窓口、店舗窓口、インターネット上から手続きを行います。必須となる書類や手続き方法は保険会社によって異なるため、事前に問い合わせをして確認してください。

引越し後2週間以内までに済ませておきたいこと

転入届もしくは転居届

市区町村が変わる場合:新住所地を管轄している市区町村役場へ転入届を提出します。手続き期限は、引越しをしてから14日以内です。

同じ市区町村内の引越し:新住所を管轄している市区町村役場へ、転居届けを提出してください。旧住所地を管轄している市区町村役場へ提出するものはありません。提出期限は、転居してから14日以内です。

必要となる持ち物
身分証明証、印鑑

印鑑登録の住所変更

必須手続きではありません。必要に応じて手続きを行ってください。尚、同じ市区町村内で引越しをする場合、転居届を提出した時点で住所も変更となります。

必要となる持ち物
登録する印鑑、身分証明証

国民健康保険の加入手続き

市区町村が変わる場合:新住所地を管轄している市区町村役場にて、加入手続きを行います。期限は転入後14日以内です。

同じ市区町村内の引越し:新住所地を管轄している市区町村役場にて、住所変更手続きを行います。期限は転入後14日以内です。

※勤務先で社会保険に加入している場合、勤務先に引っ越した旨を伝えて住所変更を行ってください。

必要となる持ち物
身分証明証、印鑑

国民年金の住所変更手続き

市区町村が変わる場合も変わらない場合も、住所変更の手続きが必要です。期限は、転入後14日以内となっています。

※勤務先で厚生年金に加入している場合、勤務先に引っ越した旨を伝えて住所変更を行ってください。

必要となる持ち物
年金手帳、印鑑

免許証の住所変更手続き

新住所地を管轄している警察署、もしくは運転免許センターにて住所変更の手続きを行います。期限は特に決まっていませんが、免許証は引っ越し時に身分証明証として利用するケースが多いものです。そのため、早い段階で手続きを終えておきましょう。

必要となる持ち物
免許証、印鑑、住民票(発行から6カ月以内)

自動車の住所変更手続き

引っ越し後に管轄の陸運局が変更となる場合、住所変更手続きが必要です。手続き場所は、地方運輸局、陸運局、自動車検査登録事務所のいずれかとなります。引っ越し後15日以内までに手続きを終えてください。

また、登録手数料、申請書用紙代金、ナンバープレート代がかかりますが、費用は都道府県ごとで異なります。事前に問い合わせて確認しておきましょう。

必要となる持ち物
車検証、住民票(3カ月以内に発行したもの)、印鑑、車庫証明

車庫証明の住所変更手続き

住所変更後、15日以内までに手続きが必要です。自動車の保管場所を管轄している警察署にて手続きを行います。保管場所証明申請手数料、自動車保管場所標章交付手数料が発生しますが、地域ごとで金額が違うものです。事前に問い合わせをして確認をしてください。

必要となる持ち物
・住民票(印鑑証明書でも可)
・印鑑
・自動車保管場所証明申請書(軽自動車は保管場所届出書)
・保管場所の所在図・配置図
・保管場所使用承諾証明書(駐車場賃貸契約書コピーでも可)
・収入印紙

バイクの住所変更手続き

バイクの排気量によって、手続き方法が異なります。簡単に概要を取り上げましたので、参考にしてください。尚、手続き期限は引っ越しをしてから15日以内です。必須書類となる住民票は発行から3ヶ月以内、車検証明書は発行から1ヶ月以内のものを用意してください。

50~125ccのバイク

市区町村が変わる場合、旧住所地を管轄している市区町村役場へ『廃車証明書』を提出します。そこで新しいナンバープレートが渡されますので、交換してください。

必要となる持ち物
・住民票
・印鑑
・廃車証明書
・標識交付証明書

市区町村が変わらない場合、新住所を管轄している市区町村役場へ『転居届』を提出すると、自動的に住所も変わるようになっています。そのため、住所変更手続きは不要です。

126cc~250ccのバイク

新住所地を管轄している陸運局で手続きを行ってください。陸運局の管轄が変更となる場合は、ナンバープレートが変わるため注意しましょう。

必要となる持ち物
・車検証
・住民票
・印鑑
・自動車損害賠償責任保険証明書
・ナンバープレート(陸運局が変わった場合のみ)

251cc以上のバイク

新住所地を管轄している陸運局にて手続きを行います。陸運局の管轄が変更となる場合は、ナンバープレートが変わるため注意しましょう。

必要となる持ち物
・車検証
・住民票
・印鑑
・自動車損害賠償責任保険証明書
・ナンバープレート(陸運局が変わった場合のみ)

パスポートの住所変更手続き

基本的に、パスポートの住所変更手続きは不要です。本籍地が変更となる場合のみ手続きが必要となります。新しい住所は手書きで自ら書き込み、旧住所は二重線で訂正してください。

同棲をスムーズに始めるために知っておきたい3つのこと

この項では、同棲や二人暮らしを始めるにあたり、事前に知っておきたい3つのことについて解説していきます。以下にまとめましたので、参考にしてください。

費用の配分を決めておく

引っ越しをする際、様々な費用が必要となってきます。たとえば、賃貸契約費用、引っ越し業者へ支払う費用、生活用品を揃えるための費用、月々の生活費などです。

どちらか一方の家へ移り住むのであれば、費用を抑えることができますが、二人で部屋を借りて引っ越しをする場合、それなりの費用を用意しなければなりません。

お金のことで後々もめるカップルは少なくありませんし、引越し後に金銭感覚の違いから別居するケースもあります。最初から同棲解消を考えて、引越しを検討するカップルはいませんが、費用の配分はしっかりと話し合っておきましょう。

部屋の使い方を決めておく

このあとの項で詳しく解説しますが、部屋の使い方をあらかじめ決めておきましょう。もしも金銭的に余裕があるカップルは、2部屋以上あった方が何かと便利です。

というのも、引っ越しをして同棲を始めてから、すぐに別れてしまう原因の1つとして、一人になる時間がないことを挙げるカップルが目立つといわれています。特に喧嘩をしたときは、一人になる時間が欲しくなるものです。

お互いに逃げ場を作ることで、あとから冷静に話し合う余裕が生まれますので、部屋の使い方について事前にしっかりと話し合っておきましょう。

不用品はできる限り処分しておく

それぞれが一人暮らしをしていた場合、すべての荷物を新居へ運ぶことはできないものです。家具や家電製品などは、処分を検討する必要性もあります。そのため、同棲する際は引っ越し荷物を極力少なめにしておきましょう。

極端な話、普段あまり使っていない荷物はすべて処分することをお勧めします。同棲後に別れたときのことを考え、引越しのときに一部の荷物を実家へ運ぶケースもあるようです。

同棲するときに必須となる初期費用とは

同棲するときに必須となる初期費用は、大きく分けると3項目あります。それぞれ詳しくみていくことにしましょう。

賃貸の契約費用

賃貸の契約費用は、借りる部屋や引っ越しの時期、地域、物件の築年数や設備によって異なります。契約費用の内訳は、敷金、礼金、共益費、仲介手数料、前家賃、鍵交換費用、火災保険料が一般的です。

敷金、礼金は1ヶ月から2ヶ月ずつかかるケースもありますし、全くかからないケースもあります。共益費は大体2,000円前後が相場価格となっており、仲介手数料は不動産会社が管理している物件を借りる場合は掛かりません。

それから、前家賃については交渉次第で無料となることもあります。鍵交換費用は任意ですので、不要な場合は断っても問題ありませんし、火災保険は2年間で15,000円前後が相場価格です。

ざっと見てみましたが、これだけではトータルコストが分かりません。以下で一例をご紹介します。尚、首都圏、関西で同棲や二人暮らしをしているカップルの平均家賃は、7万円から9万円台だといわれています。

そのため、今回は家賃が9万円だったと想定し、平均相場を参考に費用を出してみることにしましょう。

項目 目安費用
敷金(2ヵ月)
18万円
礼金(2ヵ月)
18万円
共益費
2,000円
仲介手数料
(家賃1ヵ月分)
9万円
前家賃
(家賃1ヵ月分)
9万円
鍵交換費用
(相場価格)
15,000円
火災保険
(相場価格)
15,000円
合計
572,000円

上記の費用は、あくまでも概算です。敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、鍵交換費用は、交渉次第で安くすることができます。上記の費用の半額近くの費用で引っ越しができることもあるため、忘れずに交渉をするようにしましょう。

引っ越し業者へ支払う費用

引っ越し時期や利用する引っ越し業者によって費用は異なります。今回は、一括見積サイトで有名な『SUUMO引越し』、『引越し侍』、『価格.com引越し』で紹介されていた、二人暮らしの引っ越し費用相場をまとめました。見積もり依頼時に参考にしてください。

SUUMO引越し 閑散期(5月~1月)
引越し侍/価格.com引越し(5月~2月)

15km以下 50km以下 200km以下 500km以下 500km以上
SUUMO引越し
60,266円
67,996円
81,902円
103,783円
151,881円
引越し侍
51,110円
56,000円
75,600円
122,240円
150,000円
価格.com引越し
66,244円
73,094円
82,517円
115,142円
118,903円

SUUMO引越し 繁忙期(2月~4月)
引越し侍/価格.com引越し (3月~4月)

15km以下 50km以下 200km以下 500km以下 500km以上
SUUMO引越し
72,011円
82,184円
100,520円
137,571円
200,266円
引越し侍
65,000円
70,000円
99,000円
182,000円
200,000円
価格.com引越し
84,814円
89,969円
110,360円
109,664円
141,746円

生活用品を一式揃える費用

生活用品に関しては、お互いに持ち寄ることもありますし、すべて新しく揃えることもあります。そのため、トータルでかかる費用は一概に言い切ることはできません。今回は、おおよその相場をご紹介していきます。購入時に参考にしてください。

尚、細かなところでは食器類などもありますが、今回は割愛しました。最低限、揃えておきたい生活用品のみピックアップしています。

品目 相場費用
冷蔵庫 冷蔵庫のサイズは300L前後が最適
6万円から8万円程度
洗濯機 7kg程度が最適
4万円から8万円程度
炊飯器 3合炊きのもので5,000円前後
※炊飯器の種類によって価格は異なる
掃除機 機能性を求めないのであれば、1万円以下
電子レンジ 温めるだけなら5,000円前後
サイズは20~25Lが目安
コンロ 2口タイプのもので14,000円前後
※ガスの種類や機能によって価格は異なる
テレビ 32型が最も人気があります
3万円から5万円程度
ベッド セミダブル・ダブルのタイプは2万円から3万円程度
カーテン 窓の数によって異なる 1万円から3万円程度
カーペット 部屋の数によって異なる 1万円から3万円程度
収納庫 棚のタイプによって異なる 1万円程度

同棲に適した間取りってあるの?

同棲や二人暮らしを始める際、どのくらいの間取りにするか悩むケースが目立ちます。結論から言いますと、予算に余裕がある方は2DK以上、予算があまりない場合は1LDKが最適です。

まずは、以下の図をご覧ください。

こちらは、同棲・二人暮らしで人気がある間取りを集計したグラフです。

最も多いのは、2K・2DK・2LDKであることが分かります。リビング以外にも部屋を設けることで、お互いの時間を作ることができるため、一番人気がある間取りとなっているのです。

ただし、2LDKともなると、家賃相場が一気に上がります。そのため、家賃を10万円以下に抑えたい場合は、2DKが最適です。予算があまりない場合は、1LDKでも問題はありません。

お互いの時間を意図的に作ったり、入居前に荷物を減らすようにすれば、生活する上で不便さを感じることは少なくなります。

事前に準備!同棲するときに必要となるもの・いらないもの

同棲や二人暮らしを始める際、必要となるものといらないものを把握しておくことで、引っ越しの準備が捗ります。引っ越しのケースによって、必要となるものは異なるため、事前にチェックしておきましょう。今回は、よくある2つのケースを取り上げてみました。

二人で新居へ引っ越しをする場合

必要となるもの

基本的には、家具や家電一式、カーテン、カーペット、寝具、タオル、食器類、キッチン用品、掃除用具、洗面道具、洋風、ハンガーが最低限必要となります。

いらないもの

お互いに一人暮らしをしていた場合、どちらか一方の家具や家電を処分します。その他、新居の収納に合わせて不要な荷物は処分しましょう。

彼氏(彼女)の部屋で同棲を始める場合

必要となるもの

洋服、食器類、洗面道具、女性の場合は化粧品やヘアケア商品、コンタクトレンズの洗浄セット(必要に応じて)

いらないもの

前項と同様、お互いに一人暮らしをしていた場合は、どちらか一方の家具や家電を処分しましょう。

また、彼氏(彼女)の部屋で同棲を始める場合は、間取りが広くはないケースが目立ちます。そのため、生活をする上で必ず必要となる荷物のみ運びたいものです。

同棲するときの住民票手続きと世帯主について

それでは最後に、同棲する際の住民票手続きと世帯主について解説していきます。多くのカップルは、引っ越しをして同棲を始める際、それぞれが世帯主となるよう手続きを行っています。

市区町村役場へ転入・転居届を提出する際、それぞれが手続きを行えばよいだけですので、難しい手続きではありません。

すぐにでも結婚することが決まっており、彼氏を世帯主としたい場合は、生計を一緒にしている同世帯として登録をすることも可能です。ただし、この方法にはいくつかのデメリットが存在します。

まず、市区町村役場から送付される通知や書類は、すべて世帯主の名前で郵送されることになるため、別々に送付してもらうことができません。それから、戸籍に変更はないものの、彼氏の住民票に彼女の情報が記載されることになります。

同棲を解消して別れたあと、引っ越しをすることになった場合、彼氏の引っ越し先が市外とならない限り、二重線を引かれた状態で彼女の名前が残ってしまうのです。

また、世帯主を1人にしたからといって、税金が安くなるなどのメリットはありません。あくまでも、形式上で内縁の妻といった扱いになるだけです。

上記の情報を踏まえた上で、お互い世帯主とするか、彼氏のみを世帯主とするか相談することをお勧めします。

まとめ

今回は、同棲・二人暮らしの引っ越しで必要となる情報についてご紹介しました。一人暮らしとは異なり、お互いに仕事をしている場合は、計画的に引っ越し準備を進める必要があります。

同棲をするということは、将来結婚することを想定していると言い換えることもできるため、二人で快適に生活を送るためにも、引っ越し準備はしっかりと行いましょう。また、お金のやりくりで意見が食い違うカップルが多いといわれています。

金銭感覚の違いは、そのまま破局につながることも少なくありません。そのため、同棲を始める前に、月々の生活費や引っ越しの費用など、お金の使い方についても話し合っておくようにしましょう。


たった3分の見積もり比較をするだけで、
料金が「55,000円」→「22,800円」まで安くなりました。
全国230社以上の引越し業者をまとめて比較!


ページトップへ戻る