引越し料金・費用の相場がわかる 得して安心できる業者の選び方

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2tトラックの引越し料金の相場は?積載量や荷物はどれくらい乗る?

2tトラックを利用した引っ越しの場合、どの程度の料金が掛るのでしょうか。詳しくみていくことにしましょう。まず最初に、引っ越し料金の仕組みに触れておくことにします。

2tトラックの引越し料金相場について

引っ越し料金は、基本運賃、実費、付帯サービスを合わせた合計金額です。

基本料金は、トラックのサイズや作業時間、移動距離によって異なります。国土交通省が定めている「標準引越運送約款」を目安として、上下10%の範囲内で各引っ越し業者が基本料金を決定しているのです。つまり、2tトラックの引っ越し基本料金は、どの業者へ依頼しても大差はありません。

料金に差が出てくるのは、実費と付帯サービスのところなのです。実費は作業員の人件費や資材費など、付帯サービスはオプションサービスが該当します。これらの費用をどのくらい抑えるかによって、引越料金は異なってくるのです。次に、以下の表をご覧ください。

下限 上限
4時間 13,550円 20,330円
8時間 22,750円 34,130円
8時間以上からは1時間ごと 2,240円 3,360円
100kmから110km 25,140円 37,720円
190kmから200km 34,620円 51,920円

この表は、「標準引越運送約款」によって定められた、基本料金の目安を表したものです。今回は、2tトラックの料金のみピックアップしています。引越し先までの距離が100km以内の場合、時間ごとで料金が決められる仕組みです。

また100kmを超えてからは、距離によって料金が算出されます。この表に記載されている料金は、あくまでも基本料金ですので、実費と付帯サービスの料金は、別途加算されることを覚えておきましょう。

例えば、引越し先までの距離が50km以内の、単身の引越しだったとします。4時間以内で引越し作業が終わるのであれば、最大20,330円から上下10%の範囲内で料金が決まるということです。もしも4時間以内に作業が終わらないのであれば、8時間以内の料金が適応されます。

8時間以内となれば、22,750円から上下10%の範囲内。34,130円から上下10%の範囲内で料金が決まります。ようするに、引越し先までの距離、荷物の量、引越しが完了するまでにかかる作業時間で、ある程度料金は決まってしまうのです。

そのため、基本料金に関しては、どの引っ越し業者へ依頼しても、さほど金額に違いはありません。

これから引っ越しを2トントラックで行う場合、今回ご紹介した料金を相場として覚えておくと、見積もりを出してもらった際に比較検討しやすくなるでしょう。ちなみに、2tトラックにはいくつか種類がありますが、引越しで用いられるのはショートサイズとロングサイズの2種類がメインです。

荷物の量によって、引越しの際に使用するトラックのサイズは異なってくると覚えておきましょう。一般的に、2トンショートは1人から2人の引越し。2トンロングは、2人から荷物の少ない3人の引越しに使用します。

2tトラックを使った近距離の引越しの場合、 2トンショートの相場は2万円前後から。2トンロングの相場は4万円前後からです。繁忙期になると、もう少々料金が高めに設定されます。

1トンあたり1万円で計算されるケースもありますが、距離や作業時間で変わってきますので、実際にはもう少々料金がかかると考えておいた方が間違いありません。

次に下の図をご覧ください。こちらの図は、閑散期と繁忙期ごとに分けて表した、引越し料金の相場表です。今回は、単身、2人から3人家族ごとに分けて表してみました。基本料金だけに限らず、実費や付帯サービスの料金も含まれています。

閑散期(5月から2月)

単身(荷物小) 単身(荷物大) 2人~3人家族
15km未満 31,297円 42,038円 63,270円
50km未満 33,428円 44,152円 72,086円
200km未満 41,652円 58,578円 93,153円

繁忙期(3月から4月)

単身(荷物小) 単身(荷物大) 2人~3人家族
15km未満 35,757円 51,319円 85,955円
50km未満 43,241円 53,735円 102,296円
200km未満 48,737円 64,119円 133,100円

単身の引越しで荷物の量が多い場合は、2トンのショートを利用しますが、近距離であれば4万円か5万円が相場です。また、2人家族や荷物量が少ない3人家族は、2トンのロングを利用するケースが多く、近距離の引越しで6万円から10万円程度かかることが分かります。
2トントラックの相場が分かると、基本料金以外でどの程度費用が掛っているのかが明確化されるものです。すると、実費や付帯サービスのところで割引交渉しやすくなるため、是非参考にしてください。

2tトラックの積載量とは

引越しで2トンのトラックを利用した際の料金が分かったところで、次に積載量についてみていくことにしましょう。普段、自らトラックに荷物を積む機会などありませんので、「引越しをすることは決まったけれど、2トン車の大きさってどのくらいなの?」と疑問を持ってしまうものです。

まずは、以下の図をご覧ください。引越しで2トン車を利用した場合の、積載量を表しています。トラックのコンテナサイズは、各自動車メーカーによって若干異なりますが、その差は数㎝程度です。2トントラックの大きさや積載量さえ分かれば、荷造りがしやすくなります。

2tショート積載量 2tロング積載量
引越しの規模 単身から2人家族まで 2人家族から荷物の少ない3人家族まで
部屋の広さ 1Rから2K程度まで 2Kから2DK程度まで
コンテナサイズ 高さ:1.9mから2.2m
横幅:1.7mから1.75m
奥行:3.2m
高さ:2.2m
横幅:1.78m
奥行:4.5m
床面積 約3畳分(6㎥程度) 約5畳分(13㎥程度)
車体の幅 ワンボックス車ならすれ違い可能 ぎりぎりすれ違い可能
荷物量一例 液晶TV32インチ以下
DVDプレイヤー
デスクトップPC1台
プリンター1台
冷蔵庫(中型サイズ)
全自動洗濯機
電子レンジ
掃除機
扇風機

ハンガーラック
本棚(中型サイズ)
シングルベット
テレビ台(小サイズ)
カーペット(6畳程度)
スチールラック
カラーボックス(3段以下)
ソファー(2人掛)
テーブル(小サイズ)

衣装ケース(中サイズ5個)
布団一式
ダンボール(大10個)
ダンボール(小20から30個)
自転車1台
液晶TV37インチ以下
DVDプレイヤー
デスクトップPC1台
プリンター1台
冷蔵庫(大型サイズ)
全自動洗濯機
電子レンジ
掃除機
扇風機

ハンガーラック2個
カラーボックス(大サイズ)
ダブルベッド
カーペット(6畳から8畳)
スチールラック
タンス(大サイズ)
食器棚(大サイズ)
ローテーブル(中サイズ)
コタツ(大サイズ)
鏡台

衣装ケース(中サイズ5個)
布団一式
ダンボール(10個)
ダンボール(小20個)
ゴルフバッグ

家具によっては分解できるものもありますので、その場合はもう少々多くの荷物を積むことができるでしょう。実際に荷造りをしてみなと分からないこともありますが、プロの引っ越し業者であれば、部屋の中にある荷物の量を見ただけで、おおよその総容量は分かるものです。

できるだけ正確な見積もり料金を出してもらいたいときは、すべての荷物を確認してもらうようにしましょう。トータルの荷物の量が分かれば、引越し当日、2トンで足りるのか、どれくらい積むことができるのか、どの程度荷物を処分すれば良いのかが分かってきます。

ありがちな2tトラック利用時のトラブル

これまで、引越しをする際に2トントラックを利用した場合の相場と、2トン車の積載量について解説してきました。ここまでくれば、後は荷造りをして引越しをするだけとなります。

しかし、まだまだ油断は禁物です。もう1つ押さえておきたいことがあります。

実は、引越しで2トンのトラックを利用した際、トラブルに見舞われるケースが多々あるのです。以下でその理由について解説していくことにしましょう。

代表的なトラブルは、2つあります。1つ目は、トラックの大きさが適正ではなかったというものです。いくつか考えられる原因はありますが、一番多いのは「すべての荷物を積むことができなかった」というものでしょう。なぜ、このような事態が発生してしまうのでしょうか。

それは、見積もりを電話口やネットのみで済ませてしまったことにあります。最近は引越しの見積もりを、ネットで簡単に済ませてしまう人が増えているようです。特に荷物量が少ない単身や、2人家族に多く見られるといわれています。

本来見積もりの際は、引越し業者の営業マンが訪問し、すべての荷物を確認します。その上で、トラックのサイズや作業員の人数、作業時間、引越し先までの距離などを考慮し、見積もりを出すのです。

しかし、部屋の片づけが出来ていない為、すべての荷物を見せていなかったり、営業マンの見積もりがいい加減だったりすると、当日になって積みきれないことが発生してしまいます。その場合、残された荷物はどうしたらよいのでしょうか。

対処方法としては、追加料金を支払ってトラックを変更・追加してもらうことや、宅急便を利用する方法があります。遠距離の引越しであれば、軽貨物をチャーターする可能性も出てくるでしょう。もしも自分で持ち運べる量の荷物であれば、新居へ移動する際に持参する方法もあります。

それから、2つ目のよくあるトラブルですが、トラックが建物の近くに停車できなかったというものです。現在住んでいるマンションやアパートの近隣のことならば、ある程度正確に分かりますので、そこまでトラブルが発生することはありません。

問題は転居先です。近年、Googleマップなどを利用することで、引越先の近隣の様子や、道路の道幅、環境などがある程度分かるようになりました。しかし、実際に2tトラックで向かったところ、道幅が狭かったり、停車スペースが狭くて、マンションやアパートのすぐ近くに停車できないことがあるのです。

そうなると、建物まで荷物を運ぶ手間が増えることから、作業時間が大幅に延長されますし、作業員の人数も不足してしまいます。結果的に、追加料金が発生して引越し費用が高くついてしまうのです。

特に引越しの際に2トントラックのロングを利用する場合、対向車とすれ違えないケースがあることから、停車位置をマンションやアパートからかなり離れた場所まで変更することがあります。

長距離の引越しでは、そこまで詳しく確認できないケースの方が多いものですが、最低限道幅だけでも事前に確認しておくようにしましょう。もしも分からない場合は、不動産会社へ相談することで、他の居住者が入居した際の、引越し状況を教えてもらうことが出来るはずです。

ちなみに道幅が狭いときは、トラックのサイズを変更することで、解決できる可能性があります。2トンショート2台の相場と、2トンロング1台の相場は、さほど変わりありません。

親切な営業マンであれば、事前に提案してもらえることもありますが、見積もりを依頼した時点で相談しておきましょう。

尚、不親切な引越し業者へ見積もりを依頼すると、本来は2トンショートで良いものを、2トンロングで提案してくることがあります。当然、引越し料金が高くつくため、必ずトラックの積載量が適正なのか確認しましょう。

そして、見積もりを出されても即決せずに、他の引越し業者の見積もりと比較検討することをお勧めします。

一人暮らしの引っ越しは2トンが最適?

一人暮らしの引越しは、荷物の総容量で利用するサービス内容が変わってきます。そのため、必ずしも2トンのトラックが必要となるわけではないでしょう。

例えば、家具や家電のサイズが小さかったり、これから新生活を始めるため、家具や家電が一切ない場合は、単身パックで十分だったりするものです。

もしくは、軽トラックで事足りるケースもあるでしょう。引越し業者によっては、1.5tのトラックを用意しているケースもあります。荷物量や家具・家電のサイズを確認した上で、適切な積載量のトラックを選ぶようにしたいものです。

それから、一人暮らしでも部屋が広い場合は、おのずと荷物の量も多くなります。このようなケースのときは、2トンのロングや3トン以上のトラックを使用することもあるでしょう。

つまるところ、自己判断でトラックのサイズを決めることはできません。引越し業者の営業マンに訪問してもらって、トラックのサイズを決めて貰うことになります。一般的には、一人暮らしの引越しは2トントラックで十分対応可能です。しかし、いくつかの引越し業者へ見積もりを出して、適切なトラックの積載量を確認するようにしましょう。


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