引越し料金・費用の相場がわかる 得して安心できる業者の選び方

表示中のページ: ホーム > 引越しの準備と荷造りのコツ > 引越しの搬出・積み込みにかかる所要時間を短縮する順番やコツ

引越しの搬出・積み込みにかかる所要時間を短縮する順番やコツ

自力での引越しを早く終わらせたい場合、もしくは引越し業者へ依頼した引越しを、できるだけ短時間で終わらせたい場合、荷物の搬出方法や積み込み方を理解しておくと、引越しの時間を短縮することができます。

そこで今回は、引越しで積み込みにかかる所要時間を短くするコツや、スムーズに搬出するためのコツ、夕積み・宵積みについて詳しく取り上げていくことにしましょう。

トラックへ引越しの荷物を積み込む順番とコツについて

引越しでトラックへ積み込みをする際、適当に荷物を積んではいけません。なぜなら、運搬中のトラックはかなり揺れるため、正しい方法で積み込まないと荷物の破損につながるからです。

この項では、引越しで荷物の積み込みをする際の、順番とコツについて解説していきます。以下にまとめましたので、参考にしてください。

1.まずは段ボールから積み込む

引越しで積み込みをする際、まずは段ボールからトラックの荷台へ積み込みます。コツとしては、重たい段ボールは下に置き、一番上は軽いダンボールを置くということです。重たい荷物を上に積んでしまうと、その下に置いた段ボールが潰れてしまいます。

また、段ボールの高さは均一になるようにしましょう。高さがバラバラになってしまうと、運送中に荷崩れを起こしてしまうからです。

2.次に中型の家具や家電を積み込む

段ボールをすべて積み終わったら、今度は中型の家具や家電を積んでいきます。中型の家具や家電とは、TV台、洗濯機、本棚、サイドボード、ハンガーBOXなどです。布団は、荷物の一番上に乗せておきましょう。

TV台やサイドボードは、そのままの状態で積んでも問題ありません。ただし、トラックのサイズや他の荷物とのバランスを取るために、分解してから積んだ方が良いこともあります。

3.大型の家具や家電を積み込む

中型の家具や家電を積み終わったら、今度は大型の家具や家電を積み込みましょう。たとえば、食器棚、冷蔵庫、ベッド、タンスなどが該当します。中型の家具や家電と同様、分解できる荷物は分解してから積み込みます。

4.固定バンドで荷物を固定する

一通り荷物を積み終わったら、固定バンドで荷物を固定します。自分でトラックを借りて引越しをする場合、固定バンドで固定することを忘れてしまうケースが目立ちます。

固定バンドの使い方は難しいものではなく、トラックをレンタルした際にレンタカー会社のスタッフの方に教えてもらうことができます。そのため、固定方法と固定解除する方法は必ず把握しておきましょう。

荷物を固定せずに運搬すると、荷台の中で荷物が動いてしまい破損の原因となります。特に冷蔵庫などの高さのある荷物は、運搬中に重心が不安定になることから倒れてしまいがちです。必ず荷物を固定するようにしましょう。

尚、引越し業者へ作業を依頼している場合は、必ず固定ベルトで荷持を固定しますので、特に気にする必要はありません。

5.最後に物置やベランダにあった荷物などを積み込む

最後に積み込む荷物としては、掃除機、ベランダに置いてあった荷物、灯油BOX、灯油ストーブ、自転車、クーラー、照明器具などが該当します。

また、旧居で使用していたカーテンやカーペットを引き続き使用する際は、空きダンボールにまとめて入れて、最後に積込みましょう。

新居へ到着し、荷物を搬入する前にカーペットをセッティングした方が便利だからです。後からカーペットを敷こうと思っても、荷物を移動させる必要があるため大変手間が掛ります。

また、灯油BOXや灯油ストーブは、必ず灯油を抜いてから積み込んでください。灯油が入った状態で運搬して貰うことはできません。ちなみに、スクーターのような排気量が少ないバイクであれば、家財道具と一緒に輸送してもらえることがあります。

引っ越し業者によって対応が分かれるため、輸送を希望する場合は事前に確認をしておきましょう。

トラックから荷物を降ろす順番とは?

引っ越しでの積み込み方法が分かったところで、今度は荷物を降ろす順番についてみていくことにします。結論から言いますと、トラックへ最後に積み込んだ荷物から降ろしていくだけです。

掃除機、ベランダに置いてあった荷物、灯油BOX、灯油ストーブ、自転車、クーラーなどを先に降ろし、照明器具とカーペットは先に新居へセッティングしてしまいましょう。

カーテンは後からセッティングすることもできますが、先に済ませたい方はカーペットと一緒にセッティングします。

その後、タンスや食器棚、冷蔵庫、ベッドなどの大型家具や家電を搬入・設置し、続いて中型の家具や家電を搬入・設置してください。そして、最後に段ボールを搬入していきます。

片付けを楽にするためにも、部屋毎に運び込むようにし、重たい荷物が入っている段ボールは一番下に置いてください。また、すぐに使用する荷物が入っている段ボールは、目立つところにまとめて置いておきます。

家財道具の搬出と積込みに掛る時間はどのくらい?

引越しで積み込みを行う際のコツ、トラックから荷物を降ろす順番が分かったところで、次に所要時間について見ていくことにします。引っ越しの積み込みに掛る所要時間は、実際にところ搬出先や搬入先の状況によって大きく異なるものです。

たとえば、エレベーターが有る物件と無い物件の場合を取り上げてみます。エレベーター有りの物件の方が、一見、所要時間は短く済むと判断されがちです。しかし、エレベーターを使った搬出や搬入は、時間が掛ることがあります。

世帯数が多いマンションの場合、一般の居住者の邪魔にならないように作業を行うため、作業が捗らないことがあるためです。また、台車に乗せることができる荷物量に限りがある他、エレベーターに乗せることができる台車の台数によっても、所要時間は異なってきます。

エレベーターの待ち時間も含めると、階段のみで作業をした方が、短い時間で引越し作業が終わったというケースは珍しい話ではないのです。

今回ご紹介する家財道具の搬出と積み込みに掛る時間は、あくまでも目安時間です。上記のケースを踏まえた上で、2t・3t・4t・6tトラックに分けて、概算の積み込み時間をご紹介していくことにしましょう。

2tトラック

間取り:広めの1R、1K、2K程度
家族人数:単身、2名家族程度
作業員人数:2名から3名程度
トラックの荷台の広さ:畳3畳程度
作業目安時間:1時間から1時間半

2tトラック荷物一例
テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、シングルベット、メタルラック、食器棚、タンス、電子レンジ、布団、衣装ケース(5個程度)、段ボール(20個程度)、自転車
3tトラック

間取り:2DK、2LDK程度
家族人数:単身、2~3名家族程度
作業員人数:3名程度
トラックの荷台の広さ:畳6畳程度
作業目安時間: 1時間半から2時間

3tトラック荷物一例
テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、セミダブルベット、メタルラック、食器棚、タンス×2、サイドボード、食卓テーブル、こたつ、ソファー(2人掛け)、電子レンジ、布団、ハンガーBOX(5個程度)、段ボール(30個程度)、自転車
4tトラック

間取り: 2LDK、3LDK程度
家族人数:単身、3~5名家族程度
作業員人数:4名程度
トラックの荷台の広さ:畳7.5畳程度
作業目安時間: 2時間から2時間半

4tトラック荷物一例
テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、ダブルベット、メタルラック、食器棚、タンス×4、サイドボード、食卓テーブル(4人掛け)、こたつ、ソファー(3人掛け)、電子レンジ、布団×2、ハンガーBOX(5個程度)、衣装ケース(10個程度)、段ボール(50個程度)、自転車×2
6tトラック

間取り:3LDK以上
家族人数:単身、4~5名家族以上
作業員人数:4~5名程度
トラックの荷台の広さ:畳9畳程度
作業目安時間: 2時間半から3時間

6tトラック荷物一例
テレビ×2、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、レンジ台、ダブルベット、メタルラック、食器棚、タンス×6、サイドボード、飾り棚×2、食卓テーブル(4人掛け)、こたつ、ソファー(3人掛け)、電子レンジ、机、椅子、鏡台、布団×3、ハンガーBOX(5個程度)、衣装ケース(10個程度)、エレクトーン、段ボール小(50個程度)、段ボール大(20個程度)、自転車×2

引越しの所要時間を短くする3つの方法

引越しの所要時間を短くするためには、いくつかの方法があります。今回は、代表的な方法を3つご紹介しましょう。

1.大型家具・家電以外の荷造りは終えておく

段ボールへ詰めなければならない荷物は、すべて荷造りを終えておきましょう。荷造りが追い付かず、引っ越し当日も荷造りをすることになると、どうしても所要時間が長くなってしまいます。

また、引っ越し業者へ作業を依頼した場合、大型家具や家電は作業員に梱包して貰えることがほとんどです。そのため、大型家具、家電以外の荷造りをすべて終わらせておけば、引越し当日に行う作業量が少なくて済むため所要時間短縮につながります。

2.段ボールは玄関付近に固めておく

前項で解説した通り、段ボールは最初にトラックへ積み込みます。そのため、玄関付近に固めておくと作業がスムーズです。また、大型家具や家電の付近には、段ボールを置かないようにしましょう。

通常、段ボールの搬出作業と、大型家具や家電の梱包作業は並行して行われます。大型家具や家電の近くに段ボールがあると、梱包作業の邪魔になってしまうのです。

そのため、玄関付近に段ボールを固めておくことが困難だった場合でも、大型家具・家電から出来るだけ離れた場所に段ボールを置いておくことをお勧めします。

3.新居のレイアウト図を作成しておく

引っ越し業者を利用する際は、成約時に特典でレイアウト図がプレゼントされることがあります。できるだけ細かく記載しておくと、引っ越し当日の作業が楽になり、所要時間を短縮することが出来るはずです。

夕積み・宵積みってどういう意味?

引っ越し業界には、様々な用語があります。『夕積み・宵積み』という用語も、その中の1つです。一般的な引越しを行う際に、使用する言葉ではありませんが、概要を簡単に解説していくことにしましょう。

簡単にいうと、1日では終わらない引っ越しのときによく登場する用語です。長距離引越しや荷物量が多い引っ越しの際、『夕積み』もしくは『宵積み』をするといった具合に使用されます。

ようするに、引越し前日積み込みを行い、翌日の午前中に新居へ搬入するサービスを『夕積み』もしくは『宵積み』と呼んでいるのです。

荷物は一部のみ積み込むケースもありますし、全ての荷物を積み込むケースもあります。『夕積み』もしくは『宵積み』どちらの呼び方をするかは、各引越し業者で異なるもののどちらも同じ意味です。

夕方もしくは夕方以降に荷物をトラックへ積み込み、一晩預かることからこのような呼び方をしていますが、夕方に積み込んだ荷物を当日中に搬入する場合は『夕積み』もしくは『宵積み』とは呼びません。

『夕積み・宵積み』サービスを利用する場合、一晩荷物を留め置きするのに3,000円前後の費用がかかります。状況や引越し業者によっては費用が掛らないこともあるため、見積り依頼時に確認してください。

夕積み・宵積みが適している引越しとは?

『夕積み・宵積み』は、すべての引越しに適しているわけではありません。具体的には、『荷物量が多い家族の引越し』、『新築マンションの一斉入居』、『荷物を搬入する時間帯に制限が設けられている引越し』、『引越先までの距離が500kmを超える引越し』の際に『夕積み・宵積み』を行います。

通常見積り依頼時に顧客側から申し出ることはなく、引越し業者の営業マンから必ず提案があるものです。

もしくは新築マンションの一斉入居のように、不動産会社やマンション側から事前に案内があり、その旨を引越し業者の営業担当者へ伝えることで『夕積み・宵積み』となるケースもあります。

繁忙期シーズンは『夕積み・宵積み』をすることが困難なケースがある他、引越し業者によっては対応していないこともあるものです。

そのため、上記で取り上げた引越しケースに該当するようであれば、早めに営業担当者へ相談をしておきましょう。

夕積み・宵積みの良い点と悪い点とは?

それでは最後に、『夕積み・宵積み』の良い点と悪い点について解説していきます。以下にまとめましたので、参考にしてください。

夕積み・宵積みの悪い点

引越しに関連する、手続きなどを行う時間を確保しやすい。
引っ越し作業でやり残したことはないか、確認する時間を確保しやすい。
前日に引越し荷物の積み込みのみ行うため、翌日午前中に引越しが終わる。
重要な荷物は翌日運ぶケースが多いため、新居で重要な荷物が行方不明になりづらい。
時間的な余裕があるため、旧居での退去立ち合いや掃除などの時間を確保しやすい。

夕積み・宵積みの悪い点

時間に余裕が無いときは不向きなサービス。
一度預けてしまった荷物は一晩使うことができない。
引っ越し業者によっては夕積み
宵積みに対応していないことがある。
長距離引越しで翌日午前中までに新居へ到着することが困難な場合、家族などの誰かが新居へ先入りしていなければならない。
旧居の室内が埃っぽい中で一晩過ごさなければならない。(長距離引越しのためホテルなどに宿泊する場合は該当しません)

補足ですが、夕積み・宵積みの引越しで一晩旧居へ泊る場合、一部の荷物は積み込まずにそのまま残しておきます。一般的には、寝具、直近の着替え、トイレ用品、貴重品、カーテン、じゅうたん、固定電話、テレビ、娯楽用品などです。

また、前日作業をした作業員が、翌日も作業を担当するとは限りません。現場責任者は同じ作業員となることもありますが、ケースバイケースです。

繁忙期などの忙しい時期は、引き継ぎが上手く出来ていないこともあるため、作業員とのコミュニケーションを積極的に図るようにしましょう。

中でも、新居のレイアウト図は必須アイテムです。事前に引越し内容を把握しやすくなるため、翌日作業員が変更された場合でも、スムーズに引っ越し作業を進めることができます。


たった3分の見積もり比較をするだけで、
料金が「55,000円」→「22,800円」まで安くなりました。
全国230社以上の引越し業者をまとめて比較!


ページトップへ戻る