引越し料金・費用の相場がわかる 得して安心できる業者の選び方

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荷物を減らして、引越し費用を安くする方法

荷物の量を減らした方が引っ越し料金は安くなる?

引っ越しの荷物は、減らした方が良いと考えられがちです。

まずは下図をご覧ください。この図は、引っ越しで不用品を処分した人の割合を表しています。8割以上の方が、引っ越しの荷造りの際に、不用品を処分していることが分かります。

引っ越しの荷物を減らす一番の理由は、引っ越し料金が安くなると考えられているからですが、本当に安くなるのでしょうか。実は、必ずしも安くなるわけではないというのが現状です。

なぜなら、引っ越し料金は、移動距離、トラック・コンテナのサイズや台数、引っ越し時期や時間、オプションサービスの有無、作業員の人数、資材の量で決まってくるからです。

それでは次の項で、引っ越し料金の決まり方について、詳しく見ていくことにしましょう。

引っ越し料金の決まり方

各引っ越し業者ごとで、料金は異なります。しかし、基本的な内訳は、どの引っ越し業者も同じです。

下図は、引っ越し料金の計算方法を表したものとなります。細分化して、各項目ごとに解説しますので、是非参考にしてください。

基本運賃

基本料金は、法律で決められています。トラックで運搬する場合は、「標準引越運送約款」。飛行機で運搬する場合は、「国内航空宅配便運送約款」を基に算出されるのです。

引越し先までの距離、作業時間、トラックやコンテナの大きさ、トラックやコンテナの台数ごとで料金は異なります。

また、法律で定められた料金から、上下10%の範囲内で自由に料金を決めることができるため、引越し業者によって約款の内容は様々です。

実費

引越し業者の作業員人数、荷物を梱包する際に使用する資材の費用が該当します。ダンボールやガムテープなどの資材を、無料提供するという謳い文句がありますが、実際には引っ越し費用に含まれていることがほとんどです。

資材が有料であったり、元々資材の提供がない引越し業者であれば、実費は作業員の人件費のみとなります。

他にも、長距離の引っ越しで高速道路を使用する場合。それから、近隣に駐車スペースがなく、駐車場を一時的に借りる必要がある場合は、実費として算出されるのが一般的です。

付帯サービス

荷造り、ピアノの運搬、エアコンの取外しや取付、不用品処分、荷物一時預かり、資材回収などが該当します。いわゆる、オプションサービスを指していると考えて間違いありません。

各引越し業者ごとで、様々なオプションサービスを提供しています。必要に応じて依頼することになりますが、基本的な引越し料金とは別に考えられている部分です。

そのため、オプションサービスを利用しなければ、最低限の引っ越し料金しかかかりません。

以上が、引越し料金の決まり方でした。見積もりの時点で、引越し業者の営業マンは、荷物の全体量を把握した上でトラックのサイズを決定しています。

そのため、トラックのサイズ変更や、引越し先までの移動距離が変わらない限り、料金が安くなることはありません。

たとえば、2tトラックでの引っ越しを予定していた場合、1.5tのトラックへ変更しない限り、料金が変わることはないのです。ちなみに現実問題として、引越し業者が必ずしも1.5tのトラックを所有しているとは限りません。

また、4tトラックを予定していたものの、2tトラックへ変更することになるケースは非常に稀です。なぜなら、4tトラックから2tトラックへの変更となれば、かなり荷物の量を減らす必要があるからです。

尚且つ、引越し先までの移動距離が変更となることは、ほとんどありません。そのため、利用する引越しプランが単身プランであったり、荷物の量が制限されているプランを利用する場合を除き、ダンボールの数を10個から20個程度減らしたところで、引越し料金が大きく変わることはないのです。

引っ越しの荷物を減らす5つのコツ

引越しの荷物を少なくすることが、必ずしも引っ越し費用を安く済ませることにはならないとはいえ、不要なものは事前に処分したいものです。

引越し先での荷物の片付けが楽になりますし、新居の部屋の中をすっきりとさせることができます。

この項では、引越しの荷物を減らす5つのコツについて、詳しく解説していくことにしましょう。引越しの荷物のまとめ方には個人差がありますが、思わぬ発見があるかもしれません。是非、参考にしてください。

コツその1:確実に使わないものを処分する

確実に使わないものとは、今後使うと思ってとっておいたもの、何かの役に立つと思って残しておいたもの、以前は頻繁に使用していたものの、現在は全く使わなくなったものを指しています。

今後も使わないことが想定されるため、引越し荷物を減らす方法として、確実に使わないものを処分する方法は有効です。

コツその2:古くなったキッチン用品を処分する

古くなったタッパ、菜箸、欠けたり古くなった食器やコップ、壊れかけている鍋などは、荷造りの際に捨ててしまうことをお勧めします。

また、調味料などの細かなものは、使わずにキッチンや冷蔵庫の奥で眠っていることがあるものです。

引っ越しの荷造りを機に、すでに使わなくなった調味料類も、一斉に処分してしまうことをお勧めします。

コツその3:使わずにしまっておいた物を処分する

着なくなった衣類、結婚式の引き出物などは、人にあげたり、リサイクルショップ、オークションで売ることができます。

しかし、値段が付かなかったり、あげる人が見つからない場合は処分するのが得策です。

コツその4:大型家電や家具の買い替えを検討する

まだ使用できる、大型家電や家具を買い替える必要はありません。しかし、すでに10年以上経過している場合は、買い替えを検討するのも一考です。大型家電や家具を新居へ運搬しないだけで、かなり荷物量を減らすことができます。

コツその5:思い出の品の処分を検討する

思い出の品は、なかなか処分することができないものです。家族や大切な人に関係する思い出の品であれば、無理に処分する必要はありません。

しかし、思い出の品がかなりの荷物量になったり、いつまでも残しておくことがプラスにならない手紙などの品物は、心を鬼にして処分を検討した方が良いかもしれません。

荷物を減らす3つのメリット

引っ越しの荷物を減らすことで、得られるメリットについて3つご紹介していきます。

メリットその1:荷造りの手間が省ける

引っ越しの荷物を減らすと、荷造りがとても楽になります。引っ越しの費用が安くなるとは限りませんが、荷物を整理する機会は大掃除のときくらいしかありません。大掃除であっても、そこまで厳密に不用品を処分することはあまりないものです。

つまり、引っ越しの荷造りは断捨離になるといっても過言ではありません。使わないものや、役に立たないものは、一斉に処分することをお勧めします。

メリットその2:引っ越し後の片付けが楽になる

いうまでもなく、荷物の量が少なくなると、引っ越し先での片付けも楽になります。仕事をしている方は、休みの日や空いた時間に部屋の中を片付けていきますが、荷物量が多いと一向に片付けが終わりません。

片付けが面倒臭くなると、使用頻度が低い荷物は、ダンボールを開封せずにそのまましまい込んでしまう可能性もあります。

今後、引っ越しをする機会がある場合、また荷物の整理に追われることになるため、早めに荷物の量を減らしておいた方が良いのです。

メリットその3:引っ越し後に不用品を処分することがなくなる

荷造りの際に不用品を処分したつもりでも、引っ越し後に改めて不用品が発生するケースは少なくありません。引っ越し後は、荷物の片付けだけに集中したいものです。

そのため、後から手間や時間を掛けない為にも、予めしっかりと荷物量を減らしておいた方が、後々楽になります。

また、新居へ荷物を運んだところ、すべての荷物が収まらないこともよくある話です。新居の間取りや収納スペースを確認した上で、荷物を減らしておいた方が、新居の部屋の掃除や片付けも楽になります。

新生活を気持ち良くスタートさせるためにも、できる限り荷物を減らすようにしたいものです。


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