引越し料金・費用の相場がわかる 得して安心できる業者の選び方

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雨の日に引越しをする際、注意点は?キャンセルできる?業者はどんな対策をしてくれる?

誰しも、引っ越しを雨の日に行うことは避けたいものです。しかし、引越し当日が生憎雨だった場合、どうしたらよいのでしょうか。

このページでは、雨の日の引越しで注意することや、引越し業者の対策内容、キャンセル・延期について詳しく取り上げていきます。

雨の日の引っ越し!気をつけたい3つのこと

引っ越し当日が雨降りだった場合、いくつか注意したいことがあります。特に気をつけておきたい3つのポイントについて、以下でご紹介していくことにしましょう。

注意点その1:搬入後の荷物から湿気を取り除く

荷物の搬入・搬出時、雨で荷物が濡れてしまいます。引っ越し業者も細心の注意を払って荷物の搬入・搬出を行っていますが、新居へ搬入したら水滴を取り除くようにしましょう。

あまり神経質になって湿気除去を行う必要はありませんが、大切な荷物が入っているダンボール、布団が入った布団袋、家電製品に付いた水滴は、乾いたタオルや雑巾で拭き取っておきます。

濡れてしまったダンボールは、その日のうちに回収して貰うことも視野に入れておきたいものです。有料対応のケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

注意点その2:家電製品は絶対に濡らさない

家電製品は、湿気や水に弱いものです。搬出する前に、引っ越し業者の作業員がしっかりと梱包しますが、ケーブル部分など水に弱い箇所は、ビニール袋で覆うなどして雨対策を行うようにしましょう。

安易に考えていると、新居で家電製品が動かなくなるなど、トラブルの原因となることがあります。また、トースターやコーヒーメーカーなどの小さな家電製品は、簡易的な梱包で搬出してしまいがちです。

ビニール袋の中に入れてから、ダンボールへ収めることをお勧めします。

注意点その3:新居の玄関にタオルを用意しておく

雨の降り具合にもよりますが、新居へ荷物を搬入する際、引っ越し作業員は何度も出入りをすることになります。基本的に、室内で作業する作業員と屋外で作業する作業員とに分かれるため、新居の床が汚される心配はそれほどありません。

しかし、単身の引っ越しや引っ越し規模によっては、2名程度の作業員で作業を行うことがあるため、必ずしも上記のような体制を取ることができるとは限らないのです。

そうなると、新居の宅内を養生していた場合でも、床が雨で濡れたり汚れたりするケースがあります。

そのため、新居の玄関に厚手のタオルを敷いておくようにしましょう。そうすることで、新居の床が汚れづらくなるはずです。引っ越し後の掃除も楽ですし、引っ越し業者の作業員としても余計な気遣いをせずに済むため喜ばれます。

余談ではありますが、天気予報を事前に確認しておくことも大切なポイントです。また、前もって引っ越しの日程を調整できるのであれば、以下でご紹介するような資料を参考にしましょう。

上記の図は、2015年の年間降水量をまとめた図となります。一般的には、6月の梅雨の時期に雨が多いという印象がありますが、実際には7月や9月の方が雨が多いことが分かります。

また、地域ごとでも月毎の降水量は異なるものです。

気象庁の公式ホームページ上から気軽にチェックできますので、一度確認してみてはいかがでしょうか。

雨のときはキャンセル・延期できるの?

引っ越しが雨の日だった場合、キャンセルや延期はできるのでしょうか。結論からいいますと、余程酷い雨ではない限りキャンセルすることはできません。これは、『標準引越運送約款』で決められています。

『標準引越運送約款』は見積書の中に記載されていますので、事前に確認しておきたいものです。どうしても雨の日に引っ越しをしたくない場合は、引っ越し当日の2日前までにキャンセル・延期の連絡をしておきましょう。

2日前なら無料で対応して貰えるからです。また、引っ越し日の前日なら、見積書に記載されている運賃の10%以下の費用でキャンセル・延期が可能となっています。

最悪、当日のキャンセル・延期であっても、運賃の20%以下の費用で対応して貰うことが可能です。

ただし、繁忙期の引っ越しでキャンセル・延期となった場合、その後すぐに引っ越しの予約が可能かというと、かなり難しいといえます。

たとえ閑散期であっても、引っ越し業者のスケジュールに合わせる必要があるため、希望日に引っ越しできるとは限りません。

ちなみに、『標準引越運送約款』によると、『地震・津波・洪水・暴風雨・地滑り、山崩れなどの天災』ではない限り、顧客都合のキャンセル・延期という扱いになります。

最終的には、引っ越し業者側の判断となりますが、作業が不可能と判断された場合は、別の日に無償での引越しが可能です。引越し業者によっては、引越し料金が割引となるケースもあるようです。

また、引越し日が台風や暴風雨の予報だった場合、事前に引っ越し業者へ相談することで、無償対応となるケースも少なくありません。引っ越し日が近くなったら、天気予報は必ずチェックしておきましょう。

引越しの雨対策!防水方法や必要なものとは?

引っ越しの雨対策ですが、荷造りを引っ越し業者へ依頼している場合は、作業員に依頼することができます。しかし、荷造りのオプションを利用していないのであれば、自ら防水対策を行いましょう。

とはいえ、大型の家電や家具に関しては、引っ越し業者が梱包することになるため、それ以外の荷物のみ防水対策を行うことになります。

まず1つは、ダンボールの防水対策です。ダンボールの量が多い場合は、大切な荷物が入っているダンボールのみビニール袋の中に入れましょう。その際、しっかりと空気を抜いて口を縛ることをお勧めします。

もしも、ダンボールの量が多いということであれば、濡れては困る荷物をビニール袋の中に入れるか、圧縮袋の中に入れて空気を抜きます。その際、除湿剤を入れておくと、より湿気を防ぐことができるはずです。

除湿剤は、25g12個入り500円程度でドラッグストアなどから購入できます。荷物の量に合わせて、必要個数を用意しておきましょう。

衣類に関しては、圧縮袋の中に入れて空気を抜いてからダンボールへ詰めるか、ダンボールそのものをビニール袋の中へ入れてしまいます。衣類用のクリアケースのまま、新居へ運ぶ場合も同様です。

クリアケースの隙間から雨の滴が入ってしまうと、衣類を痛めてしまいますし、万が一衣類が濡れてしまった場合は、引っ越し早々大量に洗濯をすることになります。

防水対策は面倒臭いものですが、あとから余計な手間を増やさないためにも、しっかりと行うようにしましょう。

ちなみに、布団の場合は衣類よりもサイズが大きくなるため、ビニール袋へ入れることは困難です。そのため、防水対策と湿気対策の為に、圧縮袋を使用した方が安心できます。

その他、オーブントースター、小型の除湿器、ドライヤー、電動髭剃りなど、電気関連の製品も、必ずビニール袋へ入れてからダンボールへ詰めたいものです。

また、タオル類、雑巾、トイレットペーパー、ティッシュは、新居ですぐに使用することになるため、最初に搬入できるように引っ越し業者へ伝えておきます。特に雑巾は複数枚使いますので、最低でも5枚前後は手元に置いておきましょう。

この雑巾を使って、ダンボールや荷物についた水滴を払うことになります。いらないタオルを雑巾代わりにするのであれば、わざわざ雑巾を用意しなくても構いません。

尚、上記でご紹介した内容は、あくまでも防水対策の一例ですが、雨の日の引っ越しは体が冷えます。たとえ夏場であっても、寒さを感じてしまうものです。

そのため、雨で濡れたときに履き替える靴下、洋服、軍手(手袋の代わりに使用)、ホッカイロ、ジャンバーなどの上着、温かい飲み物を準備しておくと重宝します。

このように、大型家電や家具以外の荷物は、自分で防水対策を行いますが、どうしても濡れてはいけない大切な荷物がある場合は、自分では行わずに作業員へお任せしましょう。

引っ越し業者は雨対策してくれるの?

引っ越し業者は、雨対策を行っているかという点についてですが、これは必ずどの引っ越し業者でも行っています。ただし、引っ越し料金が安い業者の場合、最低限の雨対策のみ行うことになりがちです。

もしも大切な荷物があるときは、事前に相談するようにしましょう。以下で、基本的な雨対策内容について解説していきます。

大型家具

引っ越し業者によって、梱包方法は異なります。キルティング加工されたジャバラ(ゴム入りパッド)と呼ばれる梱包資材を使用するか、エアパッキンで囲ってから巻きダンボールで梱包し、ビニールテープで固定する梱包方法が一般的です。

最近の引っ越し業者であれば、キルティング加工されたジャバラ(ゴム入りパッド)を使用することがほとんどとなっています。簡単に雨を通さないような作りとなっているため、雨に濡れる心配はありません。

また、旧居や新居の宅内で家具を移動する際は、綺麗な毛布の上に乗せて引きずるようにして動かします。もちろん、床が濡れたり汚れる心配はほぼありません。

あまりにも雨が酷いときは、新居の玄関に家具を降ろした時点でジャバラを外し、乾いたタオルなどで家具を拭いてから宅内へ搬入します。

尚、ベッドマットに関しては、エアパッキンで囲ってからジャバラで梱包し、周りをビニールシートで覆うことがほとんどです。そうすることで完全防水となるため、ベッドマットが雨で濡れたり汚れることはほぼないと考えて良いといえます。

大型家電

一般的には、ジャバラで梱包することがほとんどです。ただし、丁寧な引っ越し業者や、大雨の日の引っ越しでは、一旦エアーキャップで包んでから、ジャバラで梱包することもあります。

とはいえ、家電は水に弱いため、慎重に梱包してくれる引っ越し業者が大半です。すべて作業員にお任せしてしまいましょう。

小型の家電製品

たとえば、パソコン、DVDプレーヤー、ブルーレイディスク、オーディオ、スピーカーなどは、エアーキャップで包んでから毛布で覆い、ダンボールや巻きダンボールを使って梱包することがほとんどです。

もしくは、専用のプラスチックケースの中に入れて、雨対策をすることもあります。各引っ越し業者毎で対応が異なるため、事前に確認をしておきましょう。

ダンボール類

基本的に、ダンボールを1個ずつビニール袋に入れるようなことはしません。ただし、トラックへ積み込む際や新居へ搬入する際は、ダンボールに付いた水滴を拭き取って、できるだけダンボールへ水が染み込まないように対応してくれます。

また、ダンボールをトラックへ積み込む際は、ダンボールの底が濡れてしまわないように、巻きダンボールなどを敷いてその上にダンボールを積んでいくことがほとんどです。

新居へ搬入する際も同様で、新居の中が雨で濡れてしまわないように配慮してくれます。

トラックから玄関先まで荷物を運ぶ作業員と、玄関から各居室へ荷物を運ぶ作業員とに分かれて作業をすることもあり、極力新居の中を濡らさないように作業を進めてくれるはずです。

万が一、フローリングの床が濡れてしまった場合でも、作業完了後に掃除をしてくれますので、そこまで神経質になる必要はありません。

新居で気をつけたいこと

それでは次に、引っ越しを雨の日に行った際、新居で気をつけたいことについて解説していきます。以下で重要な3点をご紹介しますので、参考にしてください。

①早めに開梱する

ダンボールの周りについた水滴を拭き取った場合でも、外気に触れた荷物は湿気を含んでいます。そのため、すぐに使用しないものであっても、一旦ダンボールを開梱して湿気を逃がすようにしましょう。

特に衣類や布団は、想像している以上に湿気を含んでいます。もしも乾燥器や除湿器を持っている場合は、引っ越し業者が帰った後から、フル稼働するようにしましょう。
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乾燥器や除湿器を持っていない場合は、しばらく換気扇を回しておくことをお勧めします。

尚、濡れたダンボールに入った荷物は、必ず取り出してダンボールを片付けるようにします。そして、荷物が完全に乾燥してから、荷物を片付けたいものです。

②畳の部屋へすぐに荷物を運ばない

畳の部屋へすぐに家具を設置したり、ダンボールを置くことは避けましょう。たとえ荷物が濡れていなかったとしても、カビの原因となることがあります。

家具やダンボールの湿気を飛ばしてから、畳の部屋へ搬入したいものです。もしくは、ダンボールの中の荷物を取り出して、そのまま和室の部屋へ運んだ方が余計な湿気を持ち込まずに済みます。

ちなみに、畳の部屋へ大型家具を設置した際は、壁と家具との間を少し離しておきましょう。そして、部屋の中の湿度が低下し、家具が乾燥してから間を詰めるようにします。そうすることで、より早く湿気を飛ばすことができるはずです。

③最悪の場合、後日搬入してもらう

あまりにも雨が酷いときは、家具や家電の搬入を中止することも視野に入れたいものです。後日、雨が降っていない日に改めて搬入することで、大切な家財道具を雨から守ることができます。

引っ越し業者によっては、作業員の方から提案してくることもありますが、どうしても荷物がびっしょりと濡れてしまう可能性が高いときは、引っ越し業者の現場責任者へ相談してみましょう。

引っ越し業者のスケジュール次第ですが、場合によっては無償で対応して貰えることもあります。雨が原因で家具や家電を駄目にして、新しく買い替えるよりも、一時保管料や搬入・運搬費用の方が安く済むはずです。

雨の日の引っ越しは縁起が悪い?

引っ越しの際に、縁起を担ぐ人は少なくなりましたが、雨の日の引っ越しは縁起が悪いという噂があるようです。しかし、このような噂は根拠が無いものばかりですので、気にする必要はありません。

むしろ、雨の日の引っ越しは縁起が良いとさえいわれています。あくまでも迷信ではありますが、すべてを洗い流してくれるという意味や、幸せが新居へ入り込むという意味があるようです。

また、お隣の韓国では、雨の日の引っ越しは大変縁起が良いという言い伝えが残されています。引っ越しを雨降りの日に行うと、余計な気遣いが増えて大変ではありますが、つまるところ雨の日の引っ越しは縁起が悪いのではなく、逆に縁起が良いと言えそうです。


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