引越し料金・費用の相場がわかる 得して安心できる業者の選び方

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引越しの追加料金ってどんな時に発生する?見積もり時や引越し当日の注意点について

一般的には、事前に提示された見積もり金額以上の費用はかからないものです。しかし、場合によって、引越しの当日に追加料金が発生するケースがあります。そもそも、なぜ追加料金が発生してしまうのでしょうか。

今回は引越しの追加料金が発生する原因ついて取り上げながら、見積り時・引越し当日の注意点について詳しく解説していきます。また、追加料金の発生を、予防する方法に関しても取り上げていきますので、ぜひ参考にしてください。

引越しで追加料金が発生するのはどんなとき?

引っ越しで追加料金が発生するのは、どのようなときなのでしょうか。別項で詳しく解説するため、この項では主に追加料金が発生する、3つのケースの概要をお伝えすることにします。

事前に正しく荷物の申告をしていなかったために追加料金が発生した

たとえば、重量物などの特殊な荷物は、事前に申告をしておかないと運搬してもらうことができません。荷物の内容によっては、追加料金を支払わないと対応してもらえないことがあります。

引越し当日になってやむを得ない状況で追加料金が発生した

様々なケースが想定されますが、よくあるケースとしては『エレベーター設備がないことを伝えていなかった』、『トラックを横付けできなかった』などがあります。

上記の内容は、事前申告で回避することができるものです。しかし、申告しなかったことで、引っ越しの作業時間が長くなったり、作業内容が変わったり、作業員を追加する必要が出てきます。この場合、やむを得ず追加料金が発生してしまうのです。

なんらかのサービスを当日依頼したことで追加料金が発生した

『洗濯機の着脱を依頼した』、『エアコンの追加工事を依頼した』など、いくつかのケースが想定されます。このような場合も、別途追加料金が発生するものです。

追加料金発生を防ぐために伝えておくべき3つのこと

引っ越しで追加料金を発生させないためには、予防方法について把握しておく必要があります。代表的な予防ポイントを3つご紹介しますので、参考にしてください。

引っ越し荷物の内容・量は正確に伝える

前項でも簡単に触れましたが、引っ越し荷物の申告漏れに関連する追加料金の発生は、よく見られる事例の1つです。物置や押し入れにしまっていた荷物を伝えていなかったり、金庫やピアノ、絵画、骨董品などの特殊な荷物があることを伝えていない場合、追加料金が発生します。

そのため、訪問見積もりを依頼した際、荷物の量や種類を事細かなところまで必ず伝えておきましょう。また、単身引越しのように荷物量が少量ではない限り、正確な情報を伝えるためにも、必ず訪問見積もりを依頼してください。

建物の立地・設備について詳しく伝える

建物の立地・設備によって、作業員の人数や引っ越し作業にかかる時間は異なります。そのため、旧居・新居問わず、建物の立地や設備について事前に詳しく伝えておくことが重要です。

エレベーターの有無、エレベーター内や扉の幅・高さはもちろんのこと、建物の入り口・玄関の高さや幅、共用スペースの広さ、建物周辺の道路状況も伝えておきましょう。

正確に伝えておかないと、追加で作業員が必要となる他、プラスで掛った作業時間分の追加料金が発生します。特に新居の情報は忘れがちですので、しっかりと調べておきましょう。

依頼したい作業内容を正確に伝える

引っ越し業者によって、オプションサービスの内容や対応範囲は様々です。たとえば、洗濯機の着脱はすべて無料という業者もありますし、取付けのみ有料という業者も存在します。

また、エアコン工事に関しては、どこまでの工事を依頼するかによって、料金が全く異なってくるものです。そのため、追加料金を発生させないためにも、どのような作業を依頼したいのか正確に伝えるようにしましょう。

引越しの追加料金が発生する事例を公開!

この項では、引越しの追加料金が発生する事例をご紹介していきます。『事前に分かるもの』、『引っ越し当日まで分からないもの』の2パターン分けましたので、それぞれ参考にしてください。

事前に分かるもの

不要品の処分ができなかった

不要品の量が多すぎて処分ができなかったケースと、不要品が特殊な荷物だったため処分できなかったケースに分かれます。いずれにしろ、計画的に処分を進めることで、十分に回避できるトラブルです。

処分できなかった荷物は、当日引っ越し業者へ処分を依頼するしかありません。当然のことながら、追加料金が発生します。

大型家具・家電を玄関から搬出入できなかった

大型家具や家電の場合、サイズが大きいことから玄関より搬出入できないケースがあります。その場合、クレーン車や手吊りによる対応となることから、追加料金が発生してしまうのです。

玄関以外にも、エレベーターの内側・扉のサイズ、共用スペースの広さ・高さは事前に計測をしておくことが重要です。新居が遠方にある場合は、不動産管理会社へ相談して早めに情報を得ておくことをお勧めします。

新居の建物前に駐車スペースがないことを伝えていなかった

新居周辺の情報は、引っ越し前に確認しておくことがポイントとなります。万が一、新居前にトラックを駐車するスペースがない場合、事前に駐車場を用意したり、トラックのサイズを小さくして2台で輸送するなど、対応が異なってくるからです。

当日になって借りた駐車場代、応援で派遣された作業員人件費、作業時間の延長分の料金は、追加料金として請求されることがほとんどです。

引っ越し当日まで分からないもの

エアコンのパイプの長さが足りなかった

エアコンの設置方法やパイプの長さなどは、住居ごとで異なってきます。新たな部品が必要となることも少なくありません。そのことを知らずに新居で設置しようとした際、予定されていた工事では対応できず、追加料金を払って予定外の工事を行うことがあります。

引っ越し当日になっても荷造りが終わらなかった

余裕を持って荷造りをしていたつもりでも、引っ越し当日まで荷造りが終わらないことはあるものです。荷造りが終わらない場合、引っ越し業者は待ってくれません。作業員に手伝ってもらうか、強制キャンセルとなります。いずれにしろ、追加料金が発生します。

一部の荷物をトラックに積むことが出来なかった

見積り依頼時に訪問見積もりをしていたにもかかわらず、当日になってトラックに荷物を積むことができないケースがあります。なぜなら、見積もり時に荷物量を少なめに申告してしまったからです。

引っ越し業者では、少々多めに見積もってトラックのサイズを決めていますが、申告していた荷物よりも極端に荷物が増えてしまうと、トラックへ積むことができません。別途トラックを手配したり、ピストン輸送で対応することになるため、追加料金が発生してしまいます。

追加料金を発生させない3つの方法

追加料金を発生させないためにも、以下の3つの方法をチェックしておきましょう。それぞれ概要をまとめましたので、参考にしてください。

追加料金発生の条件をチェックしておく

引っ越し業者が設けている、追加料金発生の条件は必ずチェックしておきましょう。代表的な内容としては、オプションサービス利用時のサービス提供範囲、エレベーターなしの物件の追加料金、積み残し発生時の追加料金などがあります。

尚、追加料金が発生しないよう、こちら側でできることはすべて対処することも重要です。追加料金が発生する原因は、引っ越し業者側、顧客側の両方にあるため、お互いに気をつけることが大切だといえます。

物件情報や荷物情報は正確に伝えておく

前項でも何度か触れていますが、物件情報や荷物の情報は正確に伝えておきましょう。代表的な内容は以下の通りです。

物件情報

物件周辺の環境:トラックの停車場所、横付けが可能かどうか、エレベーターの有無、玄関の幅や高さなど

荷物情報

不要品の有無:最終的にどの程度の荷物をトラックへ積むのか確認するために、事前の申告が重要です。正確に伝えないと、適切なトラックサイズが分からず、見積り金額が大きく異なってきます。

荷物量・サイズ:全体の荷物量を、正確に伝えることがポイントとなります。その上で、冷蔵庫や洗濯機のサイズ、ベッドやタンスなどの大型家具のサイズを計測し、玄関から搬出入できるか調べておきましょう。

家具の場合は解体できることがあるため、必ずしもクレーン車や手吊りで搬出入する必要はありません。補足ですが、事細かに荷物情報を伝える自信が無い場合、電話のみの見積りは避けるようにしましょう。

見積書の内容を確認しておく

見積書の内容は必ず目を通しておきましょう。双方でコミュニケーションを取っていたつもりでも、依頼していたサービス内容が抜けていたり、よく分からないところで料金が徴収されていることがあるからです。

たとえばエアコンの引越しは、追加料金が発生しやすいオプションサービスだといわれています。引っ越し業者によってサービスの提供範囲が異なるため、追加で作業を依頼する必要が出てくるなど対応が分かれるからです。

なんらかのトラブルが発生したときは、見積書の内容が証拠となります。事前に見積書の内容を確認し不明点を解消しておけば、不要な追加料金が発生することはありません。

引越し当日に追加料金を請求されたらどうするべきなの?

引越しの見積もり料金以外に追加料金が発生した場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。『支払いが必要となるケース』と、『支払う必要がないケース』に分けて、それぞれ5つのケースをピックアップしていきます。ぜひ参考にしてください。

支払いが必要となるケース

トラックにすべての荷物を積むことができなかった

見積もり依頼時に、荷物量を正確に伝えていたかどうかがポイントとなります。申告していた荷物量を大幅に超えていた場合は、追加料金を支払うようにしましょう。

夜間料金の請求があった

引っ越し作業が夜遅くまで掛った場合、夜間帯の割増料金が発生します。見積もり依頼時に説明があったり、標準引越運送約款に追加料金について記載がある場合は、支払わなければなりません。

契約中のオプションサービス利用時に追加料金が発生した

見積もり依頼時に、予め追加料金が発生するリスクについて説明がある場合。もしくは標準引越運送約款で、なんらかの取り決めがある場合は支払いが必要となります。

エレベーターが無いことを申告していなかった

多くの引越し業者では、3階を超える物件で尚且つエレベーターがついていない場合、追加料金が発生します。引っ越し業者ごとで対応は分かれるものの、エレベーターが無いことを申告していなかったとなれば、こちらの申告ミスです。気持ち良く追加料金を支払いましょう。

予定時刻より早く来たため荷造りが終わらなかった

ギリギリまで荷造りをする人は多いものです。特に、午後便やフリー便を利用している人は、そんなに早く来ないだろうと考え、引越当日に残りの荷造りをまとめて行うことがあります。

その際、予定の時刻よりも早く作業員が到着し、荷造りが間に合わなかったとしましょう。作業員が荷造りを手伝ったことで、追加料金が発生した場合は、支払わなければなりません。

支払う必要がないケース

トラックに荷物を積むことができなかった

正確な荷物量を伝えていたにもかかわらず、トラックに積むことが出来なかった場合、営業担当者の見積もりミスとなります。その際に追加料金の請求があったとしても、支払う必要はありません。

夜間料金の請求があった

引越し業者の作業員が、約束していた時間より大幅に遅れて到着し、そのために夜間料金が発生したとします。その場合、追加料金を請求されたとしても、支払う必要はありません。

契約中のオプションサービス利用時に追加料金が発生した

オプションサービスの多くは、引っ越し業者が協力会社へ作業を依頼しています。そのため、見積もり時に話をした内容が、協力会社の作業員へ伝わっていないことがあるものです。

もしも引っ越し業者側の連絡ミスで、想定していなかった作業が発生したり、追加料金が発生した場合、追加料金を支払う必要はありません。

まとめ

引越しで追加料金が発生する多くの原因は、引っ越し業者と顧客のコミュニケーション不足にあります。言った言わないのトラブルを予防するためにも、見積書の内容全てに目を通しておきましょう。

また、後から追加でなんらかの作業を依頼した場合、見積書に追記してもらうか改めて見積書の再発行を依頼してください。つまるところ、最終的にトラブルにまで発展した際、見積書に記載があるかどうかといった点が重要となるからです。

優良な引越し業者へ依頼した場合でも、連絡ミスなどの些細な行き違いよって、追加料金が発生することはあります。口約束だけで成立したとは思わず、多少嫌な顔をされたとしても必ず記録に残しておきましょう。

今回ご紹介した内容を踏まえた上で、計画的に引越し準備を行い、追加料金が発生しないように気をつけたいものです。


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