「12月の引っ越し料金は安い！」という意見もありますが、その一方で「3月の繁忙期と同じくらいの引っ越し料金になる！」という意見もあります。一体、どちらが正しいのでしょうか。一般的に、12月に引っ越しをするのは、ほぼファミリー層だと言われています。
カップル、夫婦、家族で引っ越しをするケースが多いのです。そのため、引っ越し業者はちょっとした繁忙期に突入します。下図をご覧ください。これは、ファミリータイプの引っ越し料金相場を、各月ごとに分けて表したグラフです。
12月は、意外と料金相場が高いことが分かります。今回ご紹介したのはファミリー層ではありますが、単身の引っ越しも同じように12月の料金はやや高めです。ですから、繁忙期ほど高くはないけれど、それなりの引っ越し費用がかかると考えていた方が良いでしょう。
12月の引っ越し料金が高めであることは分かりましたが、年末年始はどうなのでしょうか。12月上旬は、比較的割引交渉しやすいのですが、中旬から下旬にかけて徐々に引っ越し料金は高くなっていきます。
12月というと、クリスマスなどのイベントが盛りだくさんですが、忘年会が12月前半から中旬に集中します。そのため、12月中旬以降に引っ越しをする需要が高まるのです。また、12月の最終週は比較的安くなるという意見もありますが、これは引っ越し業者ごとで違うため注意しましょう。
引っ越し業者によっては、割高になることもあるのです。一方、年始はどうかというと、12月の高値が嘘のように安くなります。特に引っ越し業者の仕事始めの初日は、驚くほど安くなることがあるためお勧めです。「年末は高く年始は安い」と覚えておきましょう。
ところで、12月の引っ越し料金は高いとはいえ、特に割高になる日はいつなのでしょうか。できるだけ引っ越し費用を抑えたいのであれば、割高になる日を避けて引っ越ししたいですよね。以下に、割高になる日の特徴を3つ挙げてみました。
他の月と同様、土曜日は多くの人が引っ越しを希望するため、引っ越し料金は割高になります。特に午前中は予約が取りづらいですし、引っ越し料金も通常より高くなりがちです。
12月23日は、ご存じの通り祝日です。そのため、22日、23日、24日は、その年の暦の状況によって割高となりやすいのです。どうしてもこの日に引っ越しを済ませたいときは、時間帯を指定しないか、午後以降の時間帯で引っ越しをしましょう。
12月最終週になると、あらゆる企業で年末年始の休みが始まります。そのため、休みに入ったと同時に、引っ越しをする人が多いのです。また、引っ越し業者も年末年始のお休みが始まりますので、スケジュール調整が難しいケースも出てきます。
そこを無理矢理お願すると、引っ越し料金が余計割高になることも少なくありません。何らかの事情がない限りは、この時期の引っ越しは避けた方が無難でしょう。
このように、12月は引っ越し料金が高めなのですが、安くすることは可能です。引っ越し料金を安くするためのポイントを、3つご紹介することにしましょう。
12月の前半は、まだそこまで動きが少ない時期です。そのため、12月第2週から3週までの平日が狙い目となるでしょう。月曜日や金曜日は、引っ越しをする人が少ないため、割引率が高くなることがあります。
これは、12月以外の月でも同様ですが、午前中は引っ越し料金が高くなりがちです。そのため、午後の時間帯を選ぶようにしましょう。また、日にちだけ業者に伝えて、一番安くなる時間帯をピックアップして貰うという方法もあります。いずれにしろ、午後や夕方の時間帯が良いに越したことはありません。
一括見積もりサイトを活用して、複数の引っ越し業者から見積もりを取ることが、今や常識となってきています。この方法を用いて、一番安い引っ越し業者を見つけることは勿論可能です。しかし、もっと安く済ませたいならば、キャンペーンを行っていないか確認しましょう。
12月前半から中旬くらいの平日に引っ越し予約をすると、20％OFFや30％OFF程度の割引となることがあります。キャンペーンを活用する際は、いくつかの条件が設けられていることもあるため、事前に確認しておくようにしましょう。
