引越し料金・費用の相場がわかる 得して安心できる業者の選び方

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引越し繁盛期(ピーク)の2月・3月・4月の気になる料金相場について

引っ越しシーズンの引っ越し料金は高いって本当?

「引っ越しシーズンの料金は高い」という声をよく耳にしますが、この話は事実なのでしょうか。一般的に、引っ越しシーズンとは、2月、3月、4月のことを指しています。繁忙期と言い換えることもできるでしょう。結論からいいますと、引っ越しシーズンの料金は非常に高額です。

閑散期の相場と比較すると、3倍から6倍にまで跳ね上がることもあります。次に、下図をご覧ください。「アート引越センター」、「サカイ引越センター」、「アリさんマークの引越社」の繁忙期(2月~4月)と閑散期(5月~1月)の平均引っ越し料金を表したものです。

単身引越し

業者名 繁忙期(2月~4月)平均相場 閑散期(5月~1月)平均相場
アート引越センター
アート引越センター
51,341円 45,039円
サカイ引越センター
引越のサカイ
58,412円 44,783円
アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社
51,836円 39,689円

家族の引越し

業者名 繁忙期(2月~4月)平均相場 閑散期(5月~1月)平均相場
アート引越センター
アート引越センター
99,501円 77,373円
サカイ引越センター
引越のサカイ
96,346円 77,099円
アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社
95,740円 74,405円

この表からも分かる通り、引っ越しのピーク時である2月から4月の料金は、どの引っ越し業者も高くなっています。今回取り上げた3社は、引っ越し業者の中でも大手企業ですが、大手企業だから高額になっているわけではありません。規模が小さな引っ越し業者であっても、引っ越しのピーク時は高額になります。

ただし、いくつか例外があります。3月は1ヶ月間、ほぼフル稼働で引っ越しが行われますが、2月は下旬から忙しくなるのです。大学受験に合格した高校生や、就職が決まった大学生は、3月ではなく2月の下旬に引っ越しを始める傾向があるからです。

また、4月に関しては第1週頃までが忙しく、その後は大学の入学式、転勤後の初出社、新入社員の入社式、学校の新学期などがあることから、引っ越し件数は減少していきます。そのため、正しくは「2月下旬から4月上旬まで」が引っ越しシーズンということになるでしょう。引っ越しの料金も、4月の中旬頃から相場は落ち着いていきます。

繁忙期の引っ越し料金はどのくらいかかる?

続いて繁忙期の引っ越し料金について、より詳しく見ていくことにしましょう。まずは、下図をご覧ください。2月、3月、4月の引っ越し料金の相場を、単身、2人家族、3人家族、4人家族ごとに分け、更に移動距離ごとに細分化して平均相場を表しました。

移動距離 単身 2人家族 3人家族 4人家族
20km以内 46,217円 78,951円 95,431円 104,624円
50km以内 49,635円 87,975円 115,220円 118,197円
200km以内 64,663円 111,467円 138,569円 160,120円

荷物の量や移動距離によって費用が増えることはありますが、平均相場は表の金額あたりだと考えておけば間違いありません。尚、複数の引越し業者へ見積もりを依頼して、その際に提示された金額を比較しながら割引交渉をしてみましょう。繁忙期に割引をしてもらうことは難しいものですが、多少は安くしてもらうことができるはずです。

ちなみに、閑散期は引越し先の住所が決まっていなくても、おおよその見積もりを出してもらうことは可能ですが、繁忙期の場合は対応してもらえないことがあります。そのため、引っ越し先は早めに決めておきましょう。

繁忙期の引っ越し料金を安くする7つの方法

引っ越しを3月や4月の費用が高い時期に行う場合、大幅な割引は難しくなります。しかし、これからご紹介する7つのポイントを押さえることで、相場料金よりも多少安くできるでしょう。

ポイント1:早めに予約をする

すでに3月や4月に引っ越しをすることが決まっている場合、2月の早い段階で予約をしてしまいましょう。遅くとも、2月中旬くらいまでには予約を済ませておきたいものです。2月中旬くらいの時期であれば、引っ越し業者もまだそこまで忙しくはありません。そのため、多少の割引なら応じてもらえるはずです。

ポイント2:荷物量を減らす

以下の3つのケースに該当する場合は、荷物量を減らした方が良いでしょう。

ケース1:1台のトラックやコンテナに積みきれない可能性がある場合

例えば、2tトラックで引っ越しをする予定だったとします。余裕ですべての荷物を積むことができるのなら、荷物量を減らす必要はないでしょう。しかし、すべての荷物を積むことができない場合は、より積載量が大きなトラックへ変更しなければなりません。当然、料金は割り増しとなります。このようなケースに該当する場合は、荷物の量を減らした方が良いのです。

ケース2:現場件数重視の引っ越し業者へ依頼する場合

引っ越し業者には、次の2つのタイプが存在します。1つは、現場件数をこなして利益を上げるタイプ。もう1つは、サービスの質の高さで利益を上げるタイプです。閑散期はサービスの質を重視していて、繁忙期だけ現場件数を重視するといった引っ越し業者も存在します。

現場件数重視の引っ越し業者は、見積もりの際に、荷物の量や建物の立地環境、エレベーターの有無などを確認し、トータルの作業時間を予測します。その上で、1日の中でたくさんの件数をこなすことができるよう、スケジュールを組んでいくのです。そのため、作業時間を短くすることが難しい現場に対しては、あまり割引をしません。

そうはいっても、どの引っ越し業者が現場件数を重視するタイプなのか、一般の人は知る由もありません。確認するためには、荷物量を少なくしたら割引してもらえるか、直接問い合わせるしかないでしょう。もしも、割引に応じて貰えるようであれば、荷物量を減らすことをお勧めします。

ケース3:料金体系が時間制となっている

比較的小さな規模の引っ越し業者の場合、料金が時間制になっていることがあります。一見、格安で引っ越しができるように感じてしまいがちなのですが、必ずしもそうとは限りません。荷物量が多いと、その分作業時間が長くなるからです。引っ越し先までの距離があまり離れていない場合であっても、荷物の量が多いときは、荷物量を減らすか時間制の引っ越し業者の利用を控えましょう。

ポイント3:業者の都合に合わせる

こちらから引っ越しの日時を指定せず、引っ越し業者の都合に合わせることで料金を安くすることができます。例えば「引っ越しを3月に控えているため、3月中で料金が一番安くなる日時を教えて欲しい」といった具合に、引っ越し業者へ相談してみるのです。スケジュールを確認した上で、最適な日時をいくつか提案してもらうことができるでしょう。

ポイント4:引っ越しの時期をずらす

引っ越しの時期をずらすとはいっても、引っ越しを4月から5月へ変更するといった大幅な日程変更をする必要はありません。繁忙期にあたる、2月下旬から4月第1週頃までの期間を避ければ良いだけです。引っ越しを2月上旬から中旬の間か、もしくは4月の中旬以降へずらすだけで、繁忙期の半額程度まで費用を抑えることができるケースもあります。

ポイント5:火曜日から木曜日の午後に引っ越しをする

繁忙期の期間中は、金曜、土曜、日曜、月曜、祝日に引っ越しが集中します。金曜と月曜というと意外に感じるかもしれませんが、会社を休んで、金曜、土曜、日曜、もしくは土曜、日曜、月曜に、引っ越しと新居の片付けを済ませたい人が多いのです。

また、繁忙期だけに限らず、午前中は引っ越しの予約が集中します。そのため、火曜日から木曜日の午後以降に引っ越しをした方が、費用を安く済ませることができるでしょう。

ポイント6:小中学校の春休み期間中を避ける

小中学校の春休み期間中は、家族の引っ越しが増える傾向にあります。引っ越し業者は、混雑する期間中の割引は控えますので、費用を安く済ませることが難しくなるものです。そのため、春休み期間中は避けるようにし、引っ越しを4月中旬へずらすか、思い切って2月上旬から中旬へずらすようにしましょう。

ポイント7:混載便を検討する

新居への荷物の到着が、翌日や数日後でもよい場合は、混載便を利用すると良いでしょう。運送料を抑えることができますので、その分、引っ越し費用が安くなります。

繁忙期の引っ越しは避けるべき?

結論からいいますと、以下の3つに該当する場合、繁忙期の引っ越しは避けた方が無難でしょう。1つ目は、引っ越し費用を安く済ませたい場合です。前項目で詳しく解説してきましたが、繁忙期は引っ越し費用が高騰しますので、費用の安さを最重要視する方は、繁忙期を避けて引っ越すことをお勧めします。

2つ目は、希望の日時で引っ越しをしたい場合です。繁忙期は、時間通りに作業員が到着しないケースが増えます。予定通りに引っ越しを終わらせたいのであれば、繁忙期は避けた方が良いでしょう。

最後の3つ目は、サービスの質を重視する場合です。繁忙期は、ベテランの作業員が1名、残りはすべてアルバイト作業員といった状況で現場を回ることがほとんどです。そのため、閑散期よりも事故やトラブルが発生しやすくなります。できるだけ多くのベテラン作業員を派遣してもらい、引っ越し作業を任せたいのであれば、繁忙期の引越しは避けた方が良いでしょう。

繁忙期で引っ越し料金が一番高くなるピーク時とは

繁忙期で引っ越し料金が一番高くなるピーク時は、例年大体同じ時期だといわれています。3月20日頃から4月第1週頃までです。引っ越し業者によって、若干のズレは出てきますが、より詳しく知りたいときは、各引っ越し業者のホームページを確認してみましょう。

例えばアーク引越しセンターの場合、引っ越し料金がお得になる日を、カレンダー形式で案内しています。2016年版だと、3月18日から4月5日までの期間、ほとんど割引をしていません。つまりこの期間内は、引っ越し料金が一番高くなるピーク時だと判断できるわけです。

料金が一番高くなる時期に関して、ホームページ上で明確な案内はなかったとしても、予約が難しい時期について案内されているケースはあります。日通の公式ホームページ上では、よくある質問ページ内で「3月下旬は1年で最も引越し件数が多く、希望の日程で引っ越しすることが難しい状況になる」と明記しています。

ようするに、日通では3月下旬が繁忙期の中で最も忙しく、料金が一番高くなるピーク時にあたると判断して良いでしょう。自らインターネットを用いて調べている時間がないときは、電話で問い合わせてみるのも一考です。


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