東京都内には、数多くの引越し業者が存在します。大手引越し業者はもちろんのこと、地域密着型の小規模な引越し業者の数も合せると、かなりの件数に上ります。
そこで今回は、東京都内の引越し料金相場をご紹介しながら、格安・激安引越しサービスを提供している引越し業者について解説してくことにしましょう。
まずは、都内の引っ越し費用相場を表でご紹介していきます。都内10区の料金相場は以下の通りです。尚、単身、2人家族、3人家族、4人家族、5人家族以上に分けています。該当する箇所を確認し、引っ越し料金の都内相場を参考にしてください。
地区名 | 引っ越し相場料金(移動距離:15km未満) | ||||
---|---|---|---|---|---|
単身 | 2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族以上 | |
江戸川区 | 36,000円前後 |
56,000円前後 |
66,000円前後 |
109,000円前後 |
112,000円前後 |
足立区 | 46,000円前後 |
62,000円前後 |
64,000円前後 |
71,000円前後 |
107,000円前後 |
世田谷区 | 51,000円前後 |
64,000円前後 |
73,000円前後 |
94,000円前後 |
126,000円前後 |
目黒区 | 50,000円前後 |
60,000円前後 |
95,000円前後 |
97,000円前後 |
169,000円前後 |
港区 | 53,000円前後 |
65,000円前後 |
117,000円前後 |
154,000円前後 |
240,000円前後 |
大田区 | 60,000円前後 |
77,000円前後 |
98,000円前後 |
80,000円前後 |
120,000円前後 |
江東区 | 56,000円前後 |
62,000円前後 |
99,000円前後 |
87,000円前後 |
126,000円前後 |
杉並区 | 45,000円前後 |
66,000円前後 |
97,000円前後 |
92,000円前後 |
125,000円前後 |
豊島区 | 41,000円前後 |
63,000円前後 |
80,000円前後 |
99,000円前後 |
129,000円前後 |
板橋区 | 40,000円前後 |
62,000円前後 |
78,000円前後 |
84,000円前後 |
126,000円前後 |
引っ越しの際、都内にある安い引越し業者を利用するのか、それとも名の知れた大手の引越し業者を利用するのかでは、受けることができるサービス内容、料金が異なってきます。
この項では、東京都の引っ越しに対応している、主な引越し業者をご紹介することにしましょう。
引っ越しが決まり、都内の業者へ見積もりを依頼する際、以下の業者の中から3社から4社を選択し、実際に見積もりを依頼してみましょう。
大手引越し業者の中では、最も有名な引越し業者といっても過言ではありません。単身引越し、家族の引越し共にサービス品質に定評があり、人気のある引越し業者でもあります。
ただし、サービス品質の高さに伴い、引越し料金は相場よりやや高めです。そのため、引っ越しの料金は、都内だけに限らず格安になりづらい傾向にあります。
大手引越し業者の中では、引越し費用が安価な業者です。元々、関西地区に強い引越し業者でしたが、現在はアート引越センターと肩を並べるほど大規模な引越し業者となりました。
見積もり時に価格交渉をすると、最も安い引越し料金を提示してくる傾向があるため、サービスの品質、価格の安さを求める方に適した引越し業者だといえます。
単身の近距離引越しが、とても安価な大手引越し業者として知られています。そのため、大手引越し業者を安価で利用したい単身者に最適です。
もちろん、家族向けの引越しも扱っていますが、長距離引越しに強い傾向があり、近距離の家族の引越しは期待したほど安くはならない可能性があります。
知名度はそれほど高くはありませんが、全国展開している引越し業者です。不要品無料引取など、独自のサービスが充実しています。
ただし、サービス品質にムラが見られることもあるため、利用する際はスタッフの対応品質を確認した上で利用しましょう。
割引サービスが充実している引越し業者です。公式ホームページにて、割引カレンダーが公開されているため、事前に安い日を狙って引越しスケジュールを組むことができます。
また、単身引越し、二人の引越し、家族の引越しのサービスプランが充実しているため、ニーズに合わせた引越しが可能です。
リピート率の高さを売りとしている引越し業者です。また、定期的に割引キャンペーンを開催しているため、タイミングを見ながら引越しを依頼すると、より安価な引越しが実現できます。
2016年2月、引越し一括見積もりサイトで知られる『引越し侍』の『引越し業者ランキング地域別部門』で全国1位を獲得した引越し業者です。電話営業を一切行わない業者であるため、安心して利用できます。
地域密着型の引越し業者の中では珍しく、荷物保管、不要品処分などのオプションサービスが一通り揃っているため、大手引越し業者と比較してもサービス内容に遜色がありません。
引っ越しを都内で予定しており、とにかく引っ越し費用を安くしたい方に適した引っ越し業者です。単身引越しであれば、最安値で12,000円台から。家族の引っ越しであれば、最安値で5万円台から利用することができます。
また、粗大ゴミ・不要品処理サービスにも力を入れているため、処分に困っている荷物が大量にある方は利用を検討してみると良さそうです。
大阪、東京に拠点を置く引越し業者です。女性スタッフが充実しているため、単身一人暮らしの女性でも安心して利用することができます。
粗大ゴミ・不要品処分、ハウスクリーニングサービスの他、整理整頓サービスにも力を入れている引越し業者です。
東京都内に限らず、千葉、埼玉など東京近郊の引越しにも対応している引越し業者です。特に単身者の引越しサービスが充実しているため、格安の引っ越しを検討している都内の単身の方は利用を検討してみましょう。
都内引越しが格安な引越し業者の探し方は、大きく分けると3つコツがあります。以下にまとめましたので、参考にしてください。
引っ越し費用を格安にするためには、必ず相見積もりを取りましょう。引越し業者によっては、即決を迫ってくることもありますが、すぐに応じてはいけません。3社から4社へ見積もりを依頼しましょう。
尚、比較検討しやすいように、本命の引越し業者は最後に見積もりを依頼します。引越し業者へ見積もりを依頼した際、最初から最安値の価格が提示されることはないからです。
他社の価格を確認してから、本命の業者へ見積もりを依頼した方が、納得できる価格で引越しをすることができます。
一般的に、大手引越し業者は高いイメージがあります。しかし、他社の見積もり結果を伝えると、それなりの安い価格で引き受けて貰えるものです。
尚、最近は大手の引越し業者に負けないサービスを提供している、地域密着型の引越し業者が増えてきました。そのため、必ず大手引越し業者と、地域密着型の引越し業者の両方を比較してから、利用する業者を決定しましょう。
ネットを活用して、口コミ情報をチェックしましょう。口コミサイトによっては、実際に掛った引っ越し費用を公開しているケースがあるからです。おおよその荷物量も掲載されているため、大体の相場料金が一目で分かります。
見積りを依頼した際の料金と比較し、もっと安く済ませることが出来る様子であれば、積極的に価格交渉したいものです。
それでは最後に、都内引越しを安く済ませる3つの方法についてご紹介していきます。3月や4月の繁忙期は、どうしても価格が高騰しがちですが、それでもできるだけ安く済ませる方法は存在するものです。
ちなみに、引越しをする先が都内ではなくとも、激安にする方法は全国共通です。以下にまとめましたので、参考にしてください。
引越し日時にこだわりがない場合は、引越し業者に決めて貰いましょう。引越し業者の都合に合わせることで、割引率が高くなるからです。仕事の都合などで、引越しの日を任せることが出来ない場合は、引越しの時間帯を指定しないようにしましょう。
午前中は予約が殺到する傾向にあるため、午後の時間帯指定なしにすると割引率が高くなります。ただし、引っ越し作業開始の時間が、夕方以降となるケースがあるため、翌日の予定は空けておきたいものです。
荷物量を減らすと料金が安くなるという情報を目にすることがあります。しかし、正確には『トラックのサイズに気をつける』ことがポイントです。たとえば、軽トラックと2tショートトラックでは、引越しの料金が1万円から2万円前後異なります。
ワンサイズ小さなトラックに荷物を積むために、荷物量を減らすとはいえ、むやみやたらに荷物量を減らしても意味はありません。必ず、トラックのサイズを意識しましょう。
引越し業者では、必ずといって良いほど、何らかの割引キャンペーンを実施しています。見積もり依頼時に申し出る必要があるため、前もって問い合わせをしておきましょう。
もしくは、公式ホームページ上で紹介されているケースがあるため、目を通しておきたいものです。